ごくろうさんと
弧が恐すぎて、みんな自分と同じに巻き込まないと、不安にかこまれる。
ヒトはそれぞれに、別々の地を持っているというのに。同じに巻き込もうと、手を引っぱっている。
ヒトの地の能力は、それを長い時間やっても飽きない、疲れないでこなし続けられるという、特別な結果をもたらす。
ただ、この地の能力は、後から他のモノを、身につけようとする邪魔もする。他のモノが、どうもくだらないモノに見えて、身につきにくくなってしまう。
他が、身につかなければ、柔軟性を欠きとても生きづらくなる。
逆に地が弱く、地以外のモノが楽に身につくヒトは、適応性が高く生きやすいけれど、どんなに努力しても、地の能力のヒトには、足元にも及ばない。
地が強くても、弱くても、それはそれでかなり生きづらい。良い所と悪い所を持ち、どちらが良いとも言い難い。
どちらも尊重、そして協力。それで、補い合える。克服しあえる。
同じしようと巻き込んだり、さげすんだりすれば、その輝きは失われ、お互い傷口を追い詰め合うコトになる。
地の才能だから、地才。地才と共に生きるも、それ以外で生きるも、苦労。ならば、みんなに御苦労さんと、笑顔で頭を下げ尊重していきたい。