ニオイがしないもの
テレビもインターネットも、においがしない。
実在するものは、もっとカビ臭かったり、ションベン臭かったりする。
あまりにテレビやネットに浸りすぎると、現実の重さに戸惑うかもしれない。
どちらが悪いではなく、別物であると知る必要がある。
逆に何かを作った時、人工物で薄っぺらさ、嘘っぽさが出たら、カビ臭さやションベン臭さを入れれば、現実のもののように、表現できる。
人でも物でも、嘘っぽくなったらそれを加える。それだけで現実味がでる。
現実に対しての戸惑い。そのカビ臭さションベン臭さ。
確かにカビ臭さやションベン臭さは、あまり心地良いものではない。
ただ、それを受け入れると、ヒトのヒトとしての至らなさ、物のものとしての存在感も、受け入れられる。
人も物も、重く、そんなにキレイな物ではない。それを受け入れられる。
テレビやネットは、軽くてキレイ。でも、それは本当ではない。
本当ではないから、軽くてキレイ。あまりにキレイすぎる物は、疑わないといけない。
そこにある理由を確かめる必要がある。あくまで現実は、カビ臭く、ションベン臭い。
もしキレイにしたいなら、かなりの努力と手間を必要とする。
現実、実物は、キレイな物と別物。いろんなことが起こる。
いろんなコトが起こらない、テレビやネットとは別物。
これからもっと、テレビやネットの世界は、拡大する。だからこそ別物という、認識が大切。
来るべき世界に必要な物。別物という認識。