輪切りにする
輪切りにすれば、見えるものが変わる。
モノごとは、どこで切るかによって、その切り口によって見えるものが変わる。
輪切りの仕方によって、一部しか見えない場合も、全体が見える場合もある。
ダレの立場に立って、輪切りにするか。ダレと、ダレの立場を点として結び、線にして輪切りにするのか。
今まで見えていたものと、今まで分かっていると思ったものが、まるで違うカタチで見えてくる。
今見えているものは、本当にそのカタチだろうか。本当のカタチが見えているだろうか。
たったひとつ、輪切りの仕方で、常識すら覆る。
まるっきり変わる。
どれだけのものが、見えているのだろう。
平面的にしか見えていないのであれば、おそらく輪切りで相当変わる。
短絡的な、固定観念でしか見えていないのであれば、輪切りで変わる。
輪切りは切り口によって、世界を変える力を持つ。
さて、その世界を変える輪切りとは、どのモノごとをどこで切るのか。