毒リンゴの巻
自分の事を世界で一番カワイイと思っている女の子がいる。自分の中の世界では、実際そうなのだろう。心の中の世界が鏡の世界
もしその鏡が、自分を一番だと言わなかったらどうだろう。もちろんこれは白雪姫の世界。でも、現実にもありうる。自分だけの世界で、自分が一番カワイイと思っている女の子
男の子に多いパターンも見てみよう
自分は正しいし頭が良いし強い。そう思いたい、そう考える男の子が居る。ただ実際に、自分は強くないし頭が良くないのはすぐ分かる。この時は範囲を広げる。自分が住んでいる地域。そして国。この国のヒトは正しいし頭が良いし強い。そこまで広げれば、誰かしら当てはまるだろう。ただ国ではいろんな人が混ざる。そこで民族とする
これは、鏡よ鏡よ鏡さんの男バージョン。自分の世界の中で成り立たせる考え。いわゆるこれが、ヘイトスピーチにも繋がる
絶対正しいし、頭も良いし強いし。それが自分の世界での民族の姿。鏡がそう答えてくれる。自分の世界ではそうなのに現実では違う。それは認められない事実。受け止めたくない!!その時どうするか
その時には排除してしまえばいい。排除すれば考えなくてイイ。ヘイトスピーチを見れば分かるだろう。全ては排除に向いている。排除すれば、考えたくない事は考えなくてイイ。ヘイトスピーチは毒リンゴ。都合の悪い物は排除すればいい
自分が一番この世でカワイイと疑わない女の子と、ヘイトスピーチをする人は通じるモノがある。自分の中の世界ではそれが真実になってる。外の世界のコトはお構いなし。だって鏡はその通りだと言ってくれるから
現実の世界はお構いなし。現実の世界の真実を歪めてでも、自分の世界を通したい。毒リンゴを用意してでも、自分の世界のままに行きたい。そう思う人達がいる
いや、そう思う人は人類全て。スタート地点はみんなそこ。自分の世界を通したいのは、人であればみんなそう。ただ、それはあくまでスタート地点。自分が思っていた世界は粉々に壊れされ、現実の世界と向き合うコトになる。心の世界の鏡は壊されてそこから始まる
向き合うのは恐い事。もしかして自分は弱い、バカで、悪い、かわいくもない。そんな自分と向き合うのは恐い
実際は程度の問題。みんな本当に向き合うなんて事は出来ない。だから、少しずつ鏡を壊しながら向き合っている。自分の世界に逃げ込みながら。時には真実をねじ曲げ、自分を守る。それで良いと思う
少しずつ成長すればいい。スタートから、1歩ずつ進めばいい。程度問題だから、いずれ気づくだろう。世界で一番カワイイと思っている女の子も、ヘイトスピーチをする人達も。それぞれのスピードで良いんじゃないかな。受け入れるスピードは・・・・。ゆっくりでもはやくても、それぞれで構わない
2010年1月の私のブログ。その中で一番良かったモノを選んでいます。よろしければお読みください。2010年1月の月間大賞は、 わーるどでした。少し言葉のミスはありますが、お読み頂きありがとうございます