多分分かる世の中の事

すっぽかし権

不安定労働の巻

今日は少し極論を。正直新しい概念。なのでまだ荒っぽい。荒っぽいままお届けする。たまにはそう言うのも良いだろう

派遣や契約と言った、不安定雇用が問題になっている。正社員とは違い、とても不安定な雇用形態。この問題の解決策が、何とも企業寄りのモノしか出てこない。企業寄りの考えに、非対称性を感じてしまう。であるならば、対称的にすればいいのではないか。というコトで極論を書いてみる

不安定雇用の対称的にするには、不安定労働にすればいいだろう。不安定労働などと言う言葉は存在しない。今作った言葉。なのでこの不安定労働がなんなのか、これから説明したい。不安定労働というのは簡単で、ダブルブッキングトリプルブッキングをするというコト

何社とも話をつけて良いとする。そしてどこかの会社にいけば、他はすっぽかしても良いとする。不安定雇用なのだから、不安定労働でも良いだろう。企業側は、集まると見込んでいた労働者が集まらない現実を見る事になる。それでいい、なぜなら不安定雇用だから

更に、一年程度勤めた者はマイスターとしてランクを上げる。マイスターはスタートであり、その後何段階もランクは上がって良いだろう。その度に報酬も上がっていく仕組み。このマイスターの段階でも、多重に労働先を作り、すっぽかしても良しとする。企業側は、マイスター制度の報酬を上げるなどして、労働力確保に勤めるようになるだろう。それを期待している

すっぽかされるというのは、労働者がいなくなる危険があること。コンビニやファーストフード店がバイトだけという状況があるが、すっぽかしても良くなればそれも改善されるだろう。現場に一人は社員を置く必要がでてくる。すっぽかされて、誰もいない状況になりかねないから

大体一番重要な現場に、社員が一人も居ない状況がおかしい。バイトだけに任せるというのはあり得ないだろう。すっぽかしを権利化すれば、必ず社員が一人は居る状況が実現されるだろう。当然社員の負担は増すがそれで良いと思う。社員は安定雇用

今日の内容は極論で現実的ではない。それは分かっている。でも考えて欲しい、もしもすっぽかし権が認められれば、派遣や契約と言った使い勝手の良すぎる存在は、とても面倒な存在となる。だったら社員にしてしまった方がイイのではないかという考えも出てくるだろう。それが狙い

社員にしてしまえばいい。その方が楽だ。そこまで面倒な存在を作り出せば、安定雇用が増えるだろう。その為の不安定労働、すっぽかし権

当然不安定雇用では、囲い込みは許されない。契約も許してはいけないだろう。あくまで呼びかけや斡旋だけ。働き手がどこで働くかは本人次第。行かなくてもペナルティを課すことは禁止。もし企業がペナルティを課せば、逆にその企業の年間の売り上げの10%を、国庫に罰金として納めるなどの厳しい懲罰を与える。その位やって、すっぽかし権を現実化させる。企業側から圧力をかける行為をもぎ取ってしまう仕組み

経済状況から、企業側も厳しいのは分かる。ただそのしわ寄せを、働き手だけが被るのはおかしいだろう。不安定雇用の対称に不安定労働がある。派遣切りの対称に、すっぽかし権を作る。極論とはいえ、アリだとも思う

厳しい時代で一番苦しんだ人が報われるように。対称性を保ちたい。その為の極論としてすっぽかし権や不安定労働を提案してみた

2009年12月13日〜19日までの私のブログトップ3を、わたし自身で選ぶコーナー。お読み頂けたらありがたいです。1位 うつる。 2位 ぷれぜんと 3位 こうどでした。お読み頂きありがとうございます

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