多分分かる世の中の事

家入一真論

ダメの巻

昔からある、腹を割って話すという言葉。この言葉があるというコトは、普段みんなが腹を割って話していないという証拠かもしれない。そして誰もが腹を割って話せるヒトがいる。今日はその人について、好き勝手に考えを述べさせてもらおう

家入一真というヒトがいる。この人は見るからにダメなヒトで、ビールばかり飲んでいる。ただ、全てがダメかといえばそうでもない。会社を設立したり、その手助けをしたり、結婚して子供も2人育てている

案外キッチリする所はキッチリしている。あなどれない存在。のハズだけれども、誰もがあなどれる隙だらけ生き方をしている

とても不思議だけれども、その隙やダメさがヒトに好まれている要因。おそらく現代人が一番欲しいモノを持っているのだろう

人気がある人なので、逢いたいと思うヒトは多い。ただ逢ったからといって、何かをしてくれるわけではない。おそらく、家入さんに逢って何かしてもらったというヒトはいないのではないか

何もしてくれない人なのに、どうして人気があるのだろう。それはおそらくダメだからだと思う。ダメというのは安心に繋がる。現代人が一番欲しがるのは安心

家入さんがくれるのは安心だろう。ダメの中にある安心を、みんなにくれる。だからみんなに人気があるのだと思う。何かは分からないけど、なんとなく逢いたいと思わせるのは、安心に飢えているからだと思う

ただ家入一真のカラダはひとつ。逢いたい人全員に逢うことは出来無いだろう。そこで思うのだけれど、家入さんに逢わなくても、身近にいるダメな人と逢えばいいのではないだろうか

身近にもダメなヒトは沢山いる。その人を家入一真として逢えば済むのではないか。さらに言えば、自分の中のダメな所、このダメな所も家入一真と名付けてしまっても良いのではないか

ダメな所は誰にもある。ダメ人間という言葉もあるが、これも家入一真人間と置き換えたい。身近にも自分の中にも家入一真がいるとすると、世の中家入一真だらけではないか

わざわざ家入さんに逢う必要は無く、どこにでも家入一真が居るコトになる。それは安心に繋がるだろう。肩肘張って生きるコトはないと実感出来る

結局腹を割っていないのは、本当の自分を見せるのが恐いから。家入さんは本当の自分をさらけ出す。ちょっとダメさを演出しているのではないかと思うくらいさらけ出す

このさらけ出しに、経済的要素も加える。銀行口座をさらして、誰かからビール代をおごってもらったりする。そんな生き様をネットでみんなに披露する

これは誰かが助けてくれるという、安心感に繋がるだろう。公共の機関は助けてくるか不安な中、誰かが助けてくれると思えることは、本当の安心感に繋がるだろう

この安心感は、ダメから来る。ダメだとさらす所から来る。ダメと安心感はメカニズム的にまったく一緒なのだろう。同時に優位と不安も同じ意味になるだろう。人が優位性を求めれば、肩肘張って無理をし、不安だけが増していく。これはそのまま現代病と言えるだろう。そこで家入一真が重要になってくる

家入一真という、ダメの象徴のような人。彼はダメの神様かもしれない。ダメの神様であると同時に、安心の神様でもある。この際、家入一真をダメの神様として、神社を造ったらどうだろうか

これだけ不安が多い現代の中で、安心に飢えているヒトは多い。とするなら、ダメ神様である家入一真神社を造ることで、日本に安心が少しずつ増えるのではないだろうか

日本中にダメ神社を造って、日本中の人を安心させる。たとえ家入さんが酔っぱらって、階段から転落。おっ死んでしまったとしても、家入神社があれば引き続き、誰でも安心が得られる

お金がある人はお賽銭し、お金のない人がそれを半分貰って、半分借りる。借りたお金は、返せるようになった時、お賽銭として返す

ダメをさらけ出す教えを広める家入神社。安心を人々にもたらすそのダメ神社は、これからもっと必要になるだろう。まったくもって真剣に、その神社を造るべきだと考える

家入一真のやっているコトは、福祉のようで今までの福祉とは少し違う。良いことから始まるのではなく、ダメな所を受け入れるからスタートする、脱力スタイル

何もしてくれないけど、安心だけは得られる。何もしてくれないのは当然で、それをするのはそれぞれの人。みんな助けて貰うことなく、自分でなんとかしていかないとイケない

ただそれはとても不安だから、その時は家入神社があり、ダメのさらけ出しで安心を得るシステム。ちょっとイメージが掴めないかもしれないけれど、現代人が一番欲しがっているのは間違いないので、頭で考えるのではなく感じて欲しい

ダメな部分が安心感になること。誰の中にもダメな部分があること。そのダメな部分を家入一真に置き換えれば、誰の中にも家入一真が居るコト。ダメな部分をさらけ出すのが難しいなら、置き換えた家入一真をさらけ出せばいい。ダメではなく、家入一真をさらけ出すのだから恥ずかしくはないだろう

誰もが持つ家入一真なのだから、それは個性であり強みでもある。その人その人の家入一真が、その人らしさにもなるだろう。そして重要なのは、家入一真を沢山持っていて、それを受け入れるコトが出来た人は、本当の優しさを得られるというコト

本当の優しさは、人間としての大きさ。人に安心感を感じさせる、神への道。自分の中の家入一真は、受け入れてさらけ出して、人間的成長に繋げていける。ダメな部分は避けるのではなく、どんどんコレクションしていくモノ。どんどん自分の中に家入一真をコレクションして、人として成長して行ければいい。人はダメな部分を受け入れて、どんどん成長していく

2008年8月17日〜23日までの週間トップを発表します!!1位 とうとう来た 2位 足りない自分の中の 3位 安易な時代の終焉でした

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