多分分かる世の中の事

生半可

本物の巻

最初はみんな生半可。最初から本物には成れない。スタートは何とも甘い生半可な状態。みんなそうだとしたら、生半可を恥じる必要なんか無いだろう

最初は考え方も技術も甘い。その生半可な時期も大切だろう。とても自由で柔軟な考え方が出来る。制限が無い分、純粋に物事を見るコトが出来て無限の可能性に満ちている

生半可というのは、可能性も無限と考えてイイだろう。窮屈な現実を見ていないだけ、未熟でも自由な発想の中で自在に可能性を試せる存在と言える

甘い考えでの行動は、たくさんの失敗を作り出すだろう。失敗するのは当然で、技術的にも考え的にも未熟だからしょうがない。ただ考えや技術が充分でも、失敗することもある

技術や考えが充分なのに、どうして失敗するのか。これは熟練の人がやっても同じで、新しいコトに挑戦すれば誰でも失敗する。まだやり方が確立していないから、そりゃ失敗もするだろう

生半可な者は、新しい可能性にもチャレンジしていくので、当然失敗の山を築く。ただ、この失敗の山こそが財産になのも間違いない

失敗というのは完成度を上げていく為に必要な行為。失敗すればそれだけデータが蓄積する。失敗を分析すれば、見えなかった物が見えてくる

失敗しなければ見えない世界もある。失敗しながら、実は未知の世界を開拓している。生半可な者にしかできない体験。それが未知の世界の開拓

生半可は者だけが、従来の殻を破り広い世界を作り出すコトが出来る。失敗は重ねることになるが、その絶望を耐え抜いた者こそが、新しい世界を作る

ただ、失敗の絶望で挫折したなら、ずっと生半可なままだろう。生半可というのは、通過点であっていつまでもその状態のままで良いわけではない

だって、未来はいずれ現在になるから。未来が未来のままなら、それは到達出来ていないと言うコト。未来を描く生半可な存在は、未来を現在にまで引きずってこないとイケナイ。その引きずってくる行為こそが失敗を重ねるというコトだから

2008年6月29日〜7月5日までの週間トップを発表します。1位 その人にとっては、足りない2位 ウソの中で真実 3位 ふんぞり調整でした

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