暑さの巻
いや〜あつはなつい。ワケですけれども、そんな暑さでは死んでしまうのではないかなと、思って外に出てみると、結構平気だったりする
当然と言えば当然だけれども、それなりに適応する能力が体にはある。先祖からこのカラダには、いろんな環境に適応出来るだけのシステムが埋め込まれている
余程のコトじゃない限り、心配する必要は無いだろう。意識はしないけれど、ちゃんと先祖から受け継ぐモノは受け継いでいる
調子が悪くなるとすれば、先祖から貰ったシステムに組み込まれていない環境。そんな状態になる時は、適応出来なくなるのかもしれない
ヒートアイランド現象や、エアコンなどは近代のモノ。過去にはなかったモノなので、その中で適応するのは難しいのかもしれない。カラダの方が、どう適応してイイのか分からない
体の不安というのは、そのまま心の不安に繋がる。体は無意識に影響を与える。なんとなく不安になったり、調子が良くないという状況は体からのメッセージだろう
一番良いのは、昔からの環境に合わせることだろうけれど。実際環境を変えるというのは難しい。今のこの環境の中でいるしかないだろう
とすると、カラダの不調に対してはどう対処すればいいのか。カラダが不調になる。いろんな原因が考えれるけれど、それが適応出来ないのが原因ならそれを意識下に置くべきだろう
不調なのは体調ではなく、環境だと言うコトを意識するべきだと思う。現代人はその場その場で快適を求め、思わぬ所で適応出来無くなっているように思う
思っていない所で適応出来無くなる落とし穴に、はまりやすいのだろう。つまり田舎であれば、適応能力が働いて不調にならないのが、都会だと理由なく不調にもなりうるというコト
夏という極端な環境でなくても、普段からそんな危険性があるのかもしれない。文明が発達するというのは、良いことばかりのようで実は体が準備出来ていないという状況を引き起こすように思う
何千何万何十万何百万という過去からの蓄積が、通用しないこの近代文明では、あらゆるカラダの不調が起こりうるように思う。それを意識下に置いて、現代人は生きていくべきではないだろうか
進んだ文明による快適な環境は、言い換えると不自然な中で生きること。慣れ親しんだ自然ではなく、不確定要素の高い不自然の中にある。その事は知っておいた方がいいだろう