不満の巻
みんな結構不満を持っている。人は不満を持つ生き物なのだろう。その不満をどうするか。自分で処理するのか、それとも誰かにぶつけるのか
実生活の不満やら、社会の不満やら、自国に対する他国の干渉やら、不満な事は沢山あってそれが気分を作っている。この気分は、結構いい加減に変質していく
全部がゴチャ混ぜになって、気分になっていく。その気分は、どこかにはけ口を求めて自分の中で渦を巻く。さて、そのはけ口をどこにしようか
実ははけ口なんてどこでもいい。どっかの人が自分より、不幸だったらそれで安心する。とても変質的だけれど、人なんてそんなモノ
それをうまく使うのが、政府の人間。何かの矛先が自分達に向けられた場合、それを避けるために敵国を作る。敵国の悪い部分を示し、気分をそこへ集中させる
正直、不満がぶつけられればどこでもいい人達は多いので、気分のままに盛り上がる。悪者を作って見下すコトで、とても晴れ晴れとした気分になっていくカラクリ
この変質的で病的な人間は、とてもコントロールがしやすい。悪者を作ってさえいれば、勝手に盛り上がってくれる。政府の人間にくる矛先を、避ける事も簡単
何か悪者を作って、矛先をそらす政府も酷いけど、簡単にはけ口にしてしまう人間も何だろうと思う。人間て、何なんだろう
不満の矛先が違う方向に向いて、何で平気なんだろう。こんなにいい加減な人間というモノが、本当に頭の良い存在なのだろうか。それとも頭が悪いから、自分達を頭が良いと思いたいだけなのか
不満の矛先はそこに向けるべきだろうか。いつでも自分に問いかける必要もあるだろう。もしかすると誰かにコントロールされているだけかもしれない
いい気になっていると、いつの間にか自分が悪者になってしまう危険性もある。自分は悪者を叩く正義の味方だったハズなのに。自分が悪者になっている事もあり得る。なぜなら不満のはけ口を見つけた人間のやり口は、かなり汚らしい。悪者になる要素は充分だろう
悪者を叩くという単純な方向に、はけ口を向かわせるこのカラクリ。本当の悪者は、気分でもなく政府でもなく、不満の解消法かもしれない。人類はおそらくその方法をまだ知らない。それでテキトーな悪者を作って、お茶を濁している。人はまだその段階
2007年9月2日〜8日までの週間トップを発表します!1位 ぞんぶんに 2位 かぞく 3位 しらないでした。短い構成だけど、なかなか深い考察だなと感心した3つですね