多分分かる世の中の事

貯知

10円の巻

自分が知らなかった事を、知るコトが出来た時の独特のお得感があるね。そのお得感は、感覚だけではなく実際得をしているように思う。今日はそういう所から展開していく

それは10円拾ったような物。ほんのちょっとだけど、確実に得をしている。知識というのも、お金と同じような感覚にすれば、もっとお得を感じられるようになるだろう

どうしても知識というのは、軽んじられる。大切なのは分かっているのだけど、その価値が曖昧になってしまいがち。だったら10円と同じで良いように思う

知識を得たら、10円拾ったと思えばいい。それは学校でもネットでも同じ。拾ったら、儲けた!!って思ってもイイだろう。実際に得をしているわけだから

そこで思うコトがある。もっと貯知できないかと。貯知というのは私の造語だけれど、その言葉にするといろいろ良いコトが起こる。知識というのを、認識しやすくなるから

例えば学校などでも使える。テストで点数が悪かったとする。点数が悪いと言うコトは、×が多かったというコトだろう。×が多いのは能力が無いのではなく、知識を取りこぼしてしまった印

10円だとすれば、バラバラと落としている状態。この状態の時に、教師のするべきコト、学ぶ側のするべきコトは何かと考える。取りこぼしているわけだから、拾えばいいだろう

この拾えばいいという考えに、今までの教育はなっていない。取りこぼしているのに、成績を付けるだけで、ほったらかしにしてしまう。一部の教師を除いて、知らん顔で通り過ぎるのが普通だろう

まったく困ったとしか言えない。バラバラと10円を落としているのに、ほったらかすというのはあり得るだろうか?結局、知に対する認識が弱いために起こる現象

知を認識しやすくすれば、教師も学ぶ側も何をするべきか分かるだろう。知は比べ合う道具ではあり得ない。みんなが拾うべき物だろう。どんどん拾って貯知をしていけばいいだけだ

貯知という考えが広まれば、いろんな知がありがたい物だと分かる。知は当たり前ではない。知は先人達が、長い時間をかけて次の世代に託したプレゼント。貯知というのは、そのプレゼントを拾うコトになるだろう

せっかくのプレゼントで、比べ合いをして優劣を付けるのは、愚か者のする事だろう。愚か者というのは言い過ぎではあるけれど、あえて使わせていただきたい。それはそれほどこの部分が、重要な欠点だから

知に対しての敬意、先人に対しての感謝。それを忘れた時ヒトは優劣の道具として、知を使い出す。知は優劣を付ける道具ではないだろう。感謝して貯めていく先人からのプレゼント、だからこそ貯知

2007年8月5日〜11日までの週間トップを発表します!1位 あまえる 2位 小物 3位 軽蔑ですでした

-多分分かる世の中の事