スキの巻
中国とベトナムの艦船が衝突した問題が、ニュースで流ていた。映像としては、中国の船の方がぶつかっているもの。それは誰が見ても明らかだろう
中国側の主張としては、ベトナムの船は171回ぶつかって来たのだという。とても面白い主張だろう。だからこそモッタイとも感じていた。報道はどこも、171回ぶつかって来た主張を切り捨ててしまっていたから
せっかく171回と具体的に主張しているのだから、その線でもう少し掘り下げればいい。171回というのはとても具体的な回数だろう。なぜそれを拾わないのか
171回もぶつかって来たベトナムはひどいなという方向性で、話を進めればいい。つまり中国の主張を信じる。信じた上で、証拠を固めてお互いの食い違いを探していく
もしも中国側の主張が本当であれば、そのままで良いだろう。ただ、中国側がウソでベトナム側が正しいとなった時はどうなる。少なくとも中国側は、ミスは許されない
ウソがばれるようなへまは出来ない。とするならば、やはり中国側の主張に乗った方がいいだろう。その方が展開を楽しめるし、どのようなことをしてくるかも分かる
なぜ、日本側は安易に切り捨てを行うのか。本当にモッタイ無いと思う。ウソだと思ったら乗った方がイイだろう。沢山しゃべらせてボロは出させた方がラクだ。しゃべらせた方が、証拠が増える。最初から結論を決めてしまうのは、あまりにもお粗末。証拠も出させずに、打ち切ってしまうなど考えられない
主張には乗ろう。それによって証拠が集められる。結論は最後で良いだろう。こうやって、論議の仕方も分からず、最終的にパワーゲームになってしまうのも困ったもの。主張に乗るのは、パワーゲームを防ぐ意味もある