多分分かる世の中の事

ぎしき

容れ物の巻

哲学・思想※新ネタです

<儀式は、高める。面倒臭いことの中に、気持ちを高める効能があった。ダウンロード商品に欠けているのが、儀式>

ネットの世界になって、便利にはなったけれど、失われたモノもあるように思う。失われたモノ中に、儀式というのがあるのではないかと。そしてそれはとても重要なのではないかと、今日はそんな話。だいあもんど・・・・・・・・・・

高価なダイアモンド。とても高価なダイアモンドでも、そのまま渡されたら嬉しくないハズ。ベルベットの宝石箱に入っていて、パカッと開ける所に価値がある。・物そのモノよりも、箱も重要なんだね。おおきい・・・・・・・・・・

大きなサイズ。ダイアモンドが、どんなに大きなサイズでも、そのままホイッと裸で渡されたら、価値を感じない。そのままでは、実際には価値があっても、安っぽく感じてしまう。・サイズが大きければ、とんでもなく価値があるんだろうけど、安っぽく感じるのはなぜなのか。きもち・・・・・・・・・・・・

気持ちの場所。おそらく、気持ちが入り込む場所が足りない。気持ちというのは、ある行動によって動いていく。その行動をする場所がないと、気持ちは動かない。・行動の場所って、気持ちの準備みたいな物だね。よろこび・・・・・・・・・

喜びがある。宝石箱を開ける行為に、喜びがある。おごそかに仕舞われていて、始めて価値を持つ。仕舞われていて、始めて喜びに繋がる開けるという行為が生まれる。・いきなりだと、その喜びがないから安っぽいし、つまらないんだね。ぎしき・・・・・・・・・・・・・・

儀式は重要。ダイアの箱を開けるという儀式は重要。儀式はお約束ゴトで、下手をすると中身はしょぼくても良い。人は儀式の中に、気持ちを委ねていく。・儀式は気持ちとか、精神とか、霊的な物とか、目に見えない所に影響するんだね。だんどり・・・・・・・・・・

段取りがある。儀式というのは、段取りがある。その段取りこそ、気持ちが住む場所。段取りをこなす事で、徐々に気持ちも高まっていく。・めんどくさい段取りって、気持ちを高める行為なんだね。でんし・・・・・・・・・・・・

電子商品。ネットなどで増えてきた電子商品。例えば電子書籍、そしてダウンロード出来る音楽など。これらは中身はあるが、儀式がない。・電子的に再現出来るから充分だけど、儀式が足りないんだよね。たかまり・・・・・・・・

高まりが足りない。ダウンロード商品は、儀式が無い分高まりが足りない。気持ちが高まらないので、安っぽく感じてしまう。かったるい儀式がないので、とても取り扱いはラク。早いし、思うがままになる。・操作も一つで、欲しい物が入るんだけど、確かに安っぽさもある。・ぱっけーじ・・・・・・・・・・・・・・

パッケージがない。ダウンロード商品には、パッケージがない。そしてパッケージを開けるという行為もない。開くという行為があったとしても、画像が出てくるだけ。・同じ写真でも、画像だけの物はどうも薄っぺらいんだよね。けいけん・・・・・・・・・・・・・

未経験。人類がまだ未経験だった行為なので、慣れていない。長年、物と触れてきた人類にとって、触れられないダウンロード商品には違和感を感じる。パッケージが触れないことについて、カラダの方が慣れていないのだと思う。その混乱が、分かってはいても違和感を感じさせてしまう。人が人である以上、人に合わせて気持ちを高める仕組みなども、必要と思う。そうしなければ、安っぽい感覚ばかりが溢れて、つまらない世の中になってしまう。というのを今日のまとめとしましょう

儀式は、高める。面倒臭いことの中に、気持ちを高める効能があった。ダウンロード商品に欠けているのが、儀式


そうか、これって前にもこのブログで何回か触れたテーマだけど、大じょぶかな。たぶん同じ結論にはなっていないと思うんだけど。まあ、同じ結論になったとしても、その時その時の自分との対話だと思えば、良いのかな。いや、良いとしましょう。良いんです。切り口が変われば、それで良いんです。そういうコトを増やしていって、より物事は立体的に完成していくのですから。という、ネタかぶりに気づいた自分を慰めるようにして、明日に繫ぎましょう

明日はたぶん新ネタで、『不信』というタイトルで、契約について考えます。お楽しみに!!

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