えすかれーしょん

せかいけいざい

哲学・思想

せかいけいざい

というタイトルで、役割分担について考えます

渡す

これからの世界経済において、何を渡して、何を渡してはいけないのか

その役割分担を考えてみる

今までの経済は、先進国中心で成立

ただ、先進国はお金はあるが需要が細り、発展途上国は、需要はあるがおカネが無い状態

その循環の悪くなった状態。そこに救世主が現れる。その国は、中国

中国のおかげで、その滞りは解消され、発展途上国も豊かになり始めている

中国のやり方は乱暴で、お行儀は悪いが、それでもその伝播するチカラはすごい

変わらないと思っていた、先進国と発展途上国の壁を、簡単に壊してしまった

今までの状況は、近代化より生まれた、差別的な状態。それが変化し、大転換期を向かえている

文明国と、未開社会とに分けられた差別的な区切り。その流れの中にあった。それが変わろうとしている

好むと好まざるとに関わらず、その大転換期に巻き込まれる状態。後戻りは出来ない

そんな状況の中、日本がとるべき方法論はなんだろうか

それぞれの国の役割分担。その中で、日本が担うべき役割はなんだろう

役割の中で、渡して良いモノと渡してはイケないモノはなんなのだろう。それを探ってみる

今まで貧しく差別的に扱われていた国が、この先どんどん力を付けてくる

その国には、まだ需要がある。貧しかったが故に需要がある。それをどう活かすべきか

まず、どの国にも労働が必要。労働者は将来のお客さんであり、ただのコストではない

この労働者は、相手国にも日本にも必要。ここにお金が流れないと、お客さんが細っていく

さて、その為にはどんなシステムが必要だろう

まず、労働力は人件費が安い方に流れる。これは仕方のないコト

流れないのは、言葉の壁を越えられないモノ。つまりお客さんと接する所は、その国のヒトが圧倒的有利

接客は動かないとして、それ以外は何があるだろう

いや待てよ。労働力は、まずは貧しい国に流れて行くけど、その人が働きやすい環境を作ればどうだろう

おそらく、居心地の良い環境。働きやすい環境を作るならば、それ以上は求めない

つまりは、経営などは日本がやって、不満のない環境を作る

そうすると、役割分担として、会社経営が出来る。徐々に、労働者が豊かになり、お客さんになる

人件費も上がるだろうが、同時に貨幣価値も上がり、円との差が無くなる

その段階で、また役割分担が変わり、お互いの国のヒトが欲しいモノを用意すれば良いとなる

日本としては、相手国を育てるイメージを持てば、役割分担としては成立するように思う

あとは、日本の中の労働力。この人達にどうおカネを回していくか。これが難しい

正直言うと、外国相手の商品でそれが出来るのは、よっぽど優れたモノ

それ以外は、無理と言える。つまりは、ダイソンの掃除機とか、アップルの製品くらいの高度な製品

それほどの製品が作れないと、無理だと言える。であるとするとそれ以外はどうするのか

外国が無理であるなら、国内で回せばいい。外国のヒトを相手にする事を、止める

日本国内だけを相手にするなら、円高も人件費の差も関係ない

どう、国内の人を喜ばせるか。国内の人が喜ぶ商品を作る

それだけ考えればいい。いわば内需拡大で、他の国が豊かになるのを待つ

他の国が豊かになるほどに、相対的に円は安くなり、労働者の人件費も下がる

日本の担うべき役割はそれ。基本的に、渡してはイケないモノはない

どれを渡しても、成り立つ。商売をする対象を、国内に切り換えるだけ

つまりは、ガラパゴス化かもしれない。日本の生きる道は、よりガラパゴス化する事

まさかの結論。こんな結論に至るとは思わなかった

もっと、渡して良いモノとイケないモノが、きっちり出ると思ってた

まさか全部渡しても、成立するとは。そんな結論。でもシックリです

今日はそれを結論としましょう。うん

世界経済は、大転換期。日本の生き残りの道は、相手国を育てるコトと、国内で回すコト。本当のガラパゴス化だね

なるほど、ガラパゴス化か。ないがしろにしてきたワケじゃないけど、内需拡大が重要だってコトですね。それを押し進める。外国に対しては、働きやすい環境作りをして、育てる。で、育って差が無くなったら、その国も国内のように考えて、対等に。喜んで貰えるモノを、お互いに考えればいい。ってコトですね。では今日はここまで。つぎは明後日ですね

明後日は、『誠実』というタイトルで、これからのテレビについて考えます。お楽しみに!!

-えすかれーしょん