えすかれーしょん

ろうどう

哲学・思想

ろうどう

というタイトルで、現代に必要なモノについて、考えます

コピー

現代は技術が進んで、コピーが楽に出来るようになった。その世界での価値は、労働

ネットの世界では、コピペで簡単に複製出来る

ハードディスクは、とんでもない容量が入り、そのコピーも高速

そんな世界では、全てが簡単なモノに見えてしまう

しかもネットのシステムは、専門性が高く、裏側が見えない

ウラ側は案外、泥臭い作業の連続。でも、それは見えにくいモノ

なので、簡単なモノに見えてしまう。実際簡単なモノもあるのかもしれない

でも、そのほとんどは地道な作業の連続で、成り立っている

その地道な作業の連続。つまり労働は、もっとアピールするべきだと考える

労働がある事が見えにくい。また、今までは労働を見せない事が、仕事をする人間の美徳だった

その流れを引き継いでいるのだと思うが、状況が変わった

従来は、モノを作っていたので、それなりに苦労が実感として伝わってきた

皮膚感覚として、消費者にも伝わっていた

ただ、ネットの時代、映像の時代になると、それが伝わらない

とても簡単に出来てしまうモノだと、消費者が理解してしまう

そして、それは安っぽいと思わせもする

せっかく、良いものを作ろうとして、苦労して作ってもその苦労が伝わらない

良いモノであるというのは理解されるが、苦労までは伝わらない

苦労を、伝える時代になったのだと思う。苦労をアピールする時代になったのだと思う

そんな事はしたくないだろうが、消費者が理解出来ないのでしょうが無い

苦労をアピールする。労働をアピールする。労働というのは、対価が必要

労働というのも、アピールすれば、立派な価値になる

たとえば、芸術。芸術というのも、労働が見えるモノはそれだけで価値がある

サラサラっと描いたモノが、価値を持つ事もあるが、基本的にはシッカリと描き込んだモノが好まれる

それは、結果よりも、途中の経過を見ているから。つまりは、労働を見ているからだと思う

基準として、自分が描けるかどうか。そして、それにどれだけ時間がかかるのか

その労働に対する評価も、芸術の中には存在している

芸術という、実質的な存在ではないモノでも、労働を感じさせる必要がある

ネットの時代。コピペの時代なら尚更、労働をアピールしても良い

いや、労働をアピールしないといけない。どれだけ時間がかかったか。どれだけ大変だったか

どれだけ、失敗したか。どれだけ頭を使ったか。全てアピール。そうじゃないと分からない

価値を分かって貰えない

現代に必要なのは、労働をアピール。それで、その価格になったという説明

それが付けば、消費者側も納得する。理解して納得する

この、消費者の納得というのも、重要なのだと思う。お金を払う理由になる

従来の欲しいと思わせるだけの商売から、労働者側の苦労を見せる時代に

そういう流れになってきたのだと思う。決してコピペではなく、大変な作業がウラ側にある

その事をアピール。それで、価値になる。それが消費に繋がる

そんな時代。それが現代と思う

労働は、見せる時代。労働者目線で、消費するスタイル。コピペではない、本質をアピール。状況は変わった

そうか、状況が変わったんだね。みんな裏側を共感出来るようになった。それとは逆に、ネットのように裏側が見えにくい世界もある。裏側にある、労働の大変さをアピールして、それを価値に変える時代なんだね。これからは。なるほどなるほど。今日もいろいろ分かったね。それじゃ明日

明日は、『領土』というタイトルで、友達について考えます。お楽しみに!!

-えすかれーしょん