おかえし
うまい
たのしい
食べ物はうまい。楽しいモノは沢山ある。お返しが出来ているかと、ふと不安になる
身の安全もある。とても快適にすごせている
それだけに、申し訳なくも感じる
お返しが出来ていないのではないかと
文明が進む毎に、モノは高度になっていく。その上で、生活が出来ている
高度になる中で、それに甘えて生きている
甘えるのはイイが、自分はそれにお返しが出来ているかと考えると、不安になる
これだけ、いろんな魅力に溢れているというのは、その裏に努力や工夫が存在する
様々なヒトが、沢山の努力や工夫をする事で、この魅力的な世界は出来上がっている
個々のヒトは、自分が生きる為に魅力的なモノを生み出している
それがいろんなヒトの、利便性を上げる。世の中を豊かにさせている
当人達は、自分の生活の為に働く。お返しなど求めていない
そのモノを、お金を出して買って利用して貰う事が、お返しになっている
もちろんそれはそうであるのだけど、でもそれだけでは無いような気がする
この感覚は、なんだろう
それだけでは無いと思わせるのは、どこから来るのだろう
昔なら、死んでいたかもしれない。もっとひもじかったかもしれない。狭い世界で一生を終えたかもしれない
この便利な世界を、一歩離れた所から見てみると、なんだかとても申し訳なく感じる
そして、お返しが出来ていないなと思ってしまう
便利な世の中をつくっているヒトは、お返しは求めていない。喜んでくれればそれだけで足りる
お金を払って、利用して、喜んでくれれば、お返しは必要ない
それで間違いはないと思う。でも、それだけでは足りない
現代のヒトだけで、この便利で快適な世界は、出来上がっていない
過去からの積み上げによって、現代の文明のカタチになる
そこも感謝したい
今まで積み上げてくれたヒトに、感謝。それは、国籍も何も関係ない
過去の人が残してくれたモノは、とても素晴らしい
その、過去の素晴らしいヒト達が、何ジンであるかなど関係ない。ただ、感謝しかない
その時は、お金を得る為の行為。でも、それは愛や優しさに溢れている
工夫や努力は、その為に欠かせない
返さなくても良いので、感じたい
そこに先人が居たコトを。この便利で快適な世の中のひとつひとつに含まれる、先人の愛を
この世界は、愛に包まれて出来上がっている
強制的で、脅迫的な世界ではない
強制や脅迫では、こんなに素晴らしい世の中になるわけがない
先人には、逢ったコトもないし、逢うコトも出来無い。でも、モノを通して逢えている
ヒトは寿命があるので、ずっと存在は出来無い。でも、托すコトは出来る
いろんなモノを介して、その思いや技術を托すコトは出来る
私たちは、いろんなモノを託されている。託されている者として、その責任を果たす必要はある
過去の人は、私たちに強制も脅迫もしない。ただ、託すだけ
全て私たちに、任せてくれている。私たちは何をするべきだろうか
私たちが出来るコトは少ない。出来る限りのことをすれば、それでいい
出来無いモノは、また次の世代に託せばいい
私たちは、託された者。そして託していく者。この世界は、それで成り立っている
今やるべきコトはなんだろう。私たちがやるべきコトはなんだろう。私が出来るコトは・・・・
お返しをする必要は無いが、過去の人にも、未来のヒトから見ても、恥ずかしくない生き方をしないと
感謝して、感謝される存在にならないといけない。自分という、ほんのちっぽけな存在
そんな私が出来る、ほんのちっぽけな恩返しは、なんだろう。そんなコトを考える
お返しは、いらない。過去と未来を繫ぐ、現代。私たちは託されている。ほんのちっぽけな恩返し積み重ねて、文明は発展していく
託されたモノって、今あるモノの中に含まれているんだね。托すコトしかできないけど、それって愛なんだろうなぁ