えすかれーしょん

すとーりー

すとーりー

マネる

開発する

開発するまでには、ストーリーがある。開発するモノとマネるモノには、どういう違いがあるだろう

ゼロから開発する時。いわゆる試行錯誤をする

やってみて様子を見る。ほとんどの場合、一度でうまくは行かない

それでいい。うまく行かないなりに、それがどうしてかを知るコトが出来る

それを踏まえて、次のやり方を試すコトになる。それの繰り返し

繰り返しながら、より深く、より現実的に、データを得る

そこには予算や、納期、不安や焦りがあり、連携や不和など、様々なストーリーを内包している

それに対し、マネたモノはそのストーリーを持たない

表面的なカタチや、機能だけを模倣する

誰かが作ったゴールから、スタートする

でも、経験をしていない。失敗の経験が、少ない

それは現実を知らないで、始めてしまうのと同じ。案外危険なコト

人間社会ははマネで出来ている。これは実は危険なコトなのかもしれない

一番大事な事を知らないままに、継承してしまっているのかもしれない

それで、ヒトは致命的な事故を、たまに引き起こす

引き起こしておきながら、その重さに対応出来ない

それは当然のコト。表面的なカタチや機能をマネているだけで、大事なコトは受け継いでいない

深刻な事態を招いたという、自覚がない

マネるモノの一番の問題は、自覚の無さかもしれない

この社会は高度に進歩している。その高度と比べて、あまりにも自覚は貧弱

高度になるほどに、力を持つ。で、ありながら自覚がない。これは恐ろしい事実

表面だけマネていても、それで足りると思っている。世の中的には、器用にマネるヒトの評価は高い

それで、大丈夫なのだろうか

そんなコトをすれば、大きな危機を引き起こす。引き起こしておいて、本人に自覚はない

自覚はないので、逃げたり誤魔化したりしようとする

まるで他人ゴトのように、振る舞ったりする。チカラあるモノなら、圧力で握りつぶす

そう考えると、それは世の中で時折見る光景と一致する

それは起こっている

よくあるコト。とすると、それは誰かが悪いと言うよりも、大事なコトを受け継がないでマネをしてしまう、人間の本質

人間の欠陥かもしれない

マネは人間の最大の能力だが、同時に最大の欠陥でもある

表面だけで、切り捨てる部分が多すぎる。なにより、切り捨てている自覚がとぼしい

文明は積み上げて、成り立っている。そこには先人達のそれぞれのストーリーが、存在する

でも、それは引き継がれない。表面だけが引き継がれていく。そこが一番の問題

ストーリーは、引き継がれない。表面だけマネて、大切なコトは置きざられている。上辺だけで、ヒトの文明は出来ている

-えすかれーしょん