えすかれーしょん

すきになる

すきになる

嫌い。

それが逆転する。

嫌いなのに、好きになる場合がある。

ひとつのキッカケがあり、嫌いが好きに逆転する。

最初は、表面の印象。それで好きになる。それまでの経験、常識の範囲で判断される。

好きか嫌いかは、とても短絡的に決めつけられ、仕分けられていく。

嫌いと仕分けられた物は、それまでの経験で、大体その全貌も予想される。そのカタチで頭の中に仕舞われる。

好きか嫌いかを仕分けるのは、よくする事。ヒトに限らず、ある程度の動物がその機能を持つ。

その嫌いに仕分けられた物。その想像が裏切られたとき、戸惑いという地殻変動が起きる。

それまでの常識を、良い意味で裏切られる。決めつけていた自分の想定を、遙かに超えていく裏切り。

それによって、嫌いが好きに傾いていく。裏切りが連続して、好きに逆転していく。

最初は嫌われても、構わないというコト。

最初から好かれる場合は、そのヒトの常識の決めつけを、押しつけられる。

押しつけを裏切ってしまった時、逆に嫌いに転じてしまう。

好かれた場合は、そのヒトの常識というハードルを、いつでもキープする必要がある。

常識のままに、そのハードルをいつでも越えていないと、裏切ったコトにされてしまう。

もしも、無理をして好かれようと振る舞ったなら、早い段階でメッキは剥がれてしまう。

最初から好かれると、後々までキープしなければならない。

それが可能ならばいいが、出来ないのならば無理をしない方がイイ。

常識の範囲で生きていけるのならば、最初から好かれるコトを、目指せばいい。

常識をはみ出すならば、嫌われるコトは覚悟しなければイケない。

嫌われても構わない。逆転出来る。

好きとか嫌いというのは、表面的で短絡的な決めつけ。

常識の内側で、相手に期待するのが『好き』。今までの経験上、自分にとって利益を期待出来ないのが『嫌い』。

常識で嫌われても、非常識で取り戻せばいい。常識って、小さな殻。

それまでの経験の中で構築された、小さな世界。そんなモノで、判断される必要は無い。

そんなモノを気にする必要は無い。

常識以上のコトが出来るのならば、どんどん嫌われて構わない。

表面はごく一部で、中身はもっと大きいハズだから。

好きになるは、逆転。嫌われても、それを裏切るモノを提供すれば、好きにさせられる。第一印象の決めつけを、越える物があるかどうかが鍵。

-えすかれーしょん