えすかれーしょん

おこぼれ

おこぼれ

自分に回ってくるだろうか。

世の中は、いろいろと変わっていく。

現状から変化して、自分の所にそのおこぼれが回ってくるだろうか。

自分の意思表明や、参加してアピールするなど、様々な活動がある。

活動をしなくても、自分の思いというのが、存在する。

その思いが現実になったとして、自分にどれだけおこぼれが回ってくるだろうか。

たとえば領土問題がある。在住していた北方4島は別として、僻地の島々の事。

この島々は、岩山で人が住むには適さない。ただ、自国の領土になれば、付属した権利を貰える。

漁業権や、地下資源など、期待されるおいしいオマケは多い。

ただ、自国の領土になったとして、どれだけ自分におこぼれが来るだろうか。

いろんな権利は、国民に山分けされない。国のモノになり、一部の企業のモノになり、それで良いコトになっていく。

結局、領土問題の行き着く先は、どこかの一部の企業が儲かるだけになる。

もちろんエネルギーの安定供給という面でも、有利には働くかもしれない。

でも、実質は一部の企業を儲けさせるだけと言ってもイイ。

それが分かって、いろいろと活動されているのかは、とても疑問。

世の中のIT化というのもある。

確かにネットにより、より開かれた世界になっている。これからもそれは続く。

現状の閉鎖された世界との戦いの為に、いろんなヒトがいろんな活動をしている。

さて、この閉鎖された世界が開放されたとして、どれだけ自分の所におこぼれが、来るのだろうか。

下手をすると、何も得られず、取り残されてしまう可能性もある。

自分が開放された世界の中で、本当に生きていけるのか。または、生きていけないとしても、それを良しと思えるか。

開放された世界で、生きる場所を失う場合は、結局閉鎖された世界の中で、生きる場所があったというコト。

これは現実問題。変わるべき世界は、未来の世界。それは想定の世界。

現実と想定。それは真逆ではない。想定は、現実の中に入れ込むコトが可能。

未来は少しずつ、良くなるかもしれない。

でもその時に、自分がどうなるかも、ある程度考えておきたい。

おこぼれが貰えるヒトは、限られている。不利益が少なくなったとしても、利益が増えるとは限らない。

不利益が少なくなり、同時に利益も少なくなるコトも考えられる。

重要なのは、過度の期待をするほどに、裏切られるという事実。

現実は、見つめないとイケない。その上で、どうするべきかを考える。

世の中の変化と共に、自分も変わらなければなら無いコトもある。

全て誰かに期待しすぎると、気がついた時には取り残されてしまう可能性もある。

世の中はどう変わるべきで、自分はどう変わるべきか。そして自分はその世界で、どういう考えを持てばいいのか。

それはセットかもしれない。

世の中が変わって、自分はどういう考えでいるかや、自分がどう変わるかというのが、欠落しているように思う。

そして期待をし過ぎているようにも思う。

みんなにおこぼれは、来ない。そう考えて間違いない。

全て解決してくれる未来はないので、それ以外は謙虚にならないとイケないのかもしれない。

おこぼれは、バブル。冷静に見つめて、変わるべき世界に対応したい。変わってから、戸惑わないように。

-えすかれーしょん