えすかれーしょん

ばいばい

ばいばい

良いモノだったら、売る。

ネット上にあるモノは、全て商品と考えてみる。

ネット上で溢れかえるいろんな作品を、オークションにかけて売ってしまえばいい。

それは、作品に限らない。ネットの中にある、ヒトが生み出しているモノ全て。

それを一定期間ビジネスと出来る権利を、オークションで買えるような、システムにしていく。

ネット上では、様々な素晴らしいモノがあふれかえり、同時に埋もれてしまってもいる。

開かれてはいるが、まるで見えない。どこにナニが存在するのか、全てを確認するのは不可能。

良いモノでも、見えない世界の中で、埋もれていってしまう。

良いモノは共有したい。誰かに教えたい。その場所を求めている。

現在その欲求を、ツイッターが満たしてくれる。でも、もっと他にあればそちらにも流れる。

オークション形式で、良いモノのビジネス化をしてくれる場所が出来れば、そこにも流れてくれる。

オークションというのは、持っている良いモノを、人手に渡すと言うコト。

そして、同時に価値が生まれるというコト。

良いモノのビジネス権を買い取ったヒトは、それを使って商売をする。

つまり、商売を出来るヒトが、良いモノを買い取るコトになる。

この出来るヒトに渡るというのが、ミソとなっている。

溢れたモノの中で、無価値になっているネット上の良いモノ達。

これで価値を生み出す為に、人手に渡していく。その度に価値は増していく。

最終的には、オークションにかけられて、商売としてやっていける能力のある所が、買い取るコトになる。

商売としてやっていける能力は、やはり素人には難しい。それなりに設備や技術がいる。

ただ、設備や技術があるヒト達は、ネット上の埋もれた良いモノを見つけ出す能力を持っているとは限らない。

それぞれのヒトが、それぞれの能力を使い、埋もれている良いモノを浮かび上がらせる。

人手に渡るコトが重要で、持ちすぎている現状は、好ましくない。

下手なヒトが、いつまでも持っていてはイケない。それでは埋もれたまま、何も変わらない。

売りたくない、ビジネスにしたくないというコトであれば、もちろん可能。無理強いはしない。

あくまで広めたいヒト、そして商品にしたいというヒトが、対象になる。

ネットの社会は、まだ固まっていない。未完成のまま。

あえて人手に渡すというのは、今まで見られなかった行為。それをするコトで、価値を作り広めるコトが出来る。

素材である良いモノを、料理して商品にまで高める。それをオークションでビジネス権を売り、商売にする。

それぞれを別のヒトや、企業が担当する。その能力に長けたヒトが、担当していく。

現状は、作り手がいつまでも持ってしまっている。それが埋もれる原因。

人手に渡せばいい。一人歩きさせていけばいい。

ネットの世界は開かれているとはいえ、見えにくい世界。

もしも100万回閲覧されているからと言って、日本だけで考えても、それは1%に過ぎない。

ならば、ネットで大人気と言っても、それはサンプルにしか過ぎない。他の人に売れる要素は、いくらでもある。

サンプルで人気を得たモノを、商売にする。媒体を変え、相手を変える。それだけでもビジネスになる。

大切なのは、ネットが最終形ではなくて、初動と考えるコト。お試しと考えてみるコト。

つまり次がある。その次の段階もある。そのイメージ。

ネットは、存在感の薄いディジタルの世界。それは最終形にしては、軽すぎる。

あくまで初動であって、そこから展開させる前のサンプルに過ぎない。

そう考えれば、ネットの中での労働も、一気に報われる時が来る気がする。

みんなタダ働き。ま、それはそれでとても気楽なモノ。なんの責任もないし、自由で良い。

でも、中には申し訳ないくらい充実した素晴らしいモノも、存在している。

そういうモノは、対価としてお金を払ってもイイと思うし、媒体を変えて存在感を示してもイイと思う。

何よりも、埋もれてしまっているのがモッタイナイ。沢山のヒトに、拾われた方が良いと思えるモノは沢山ある。

その為に人手に渡す。出来るヒトに次々と渡して、カタチにしていく。オークションは、それを可能にするシステムの一つ。

売買は、発掘。見つけ出した良いモノを、精製して、商売にしていく錬金術。ネットの中には、原石や素材が、ゴロゴロしている。

-えすかれーしょん