さきかた
奪い合いだと思う。
でも、奪ってはいけない。
ヒトそれぞれ、世界に一つの花だとして、自分の咲くべき場所を、他のヒトは奪ってはいけない。
それぞれに咲く。
咲き方がある。何びとも自分の咲く場所を、奪ってはいけない。
そして、自分もヒトが咲く場所を、奪うべきではない。
最初から、考慮しておかないといけない。他のヒトが、咲く場所。
あまりに自分が自分がをやり過ぎると、他のヒトの咲く場所を、奪ってしまう結果になる。
それは、空間も、時間も、気づかないまま奪っているコトを、意味する。
最初から、相手の咲く場所を用意する。と言っても、相手がそこに咲くかは相手次第。
他のヒトの行動は、いつも不確定要素。
不確定なモノを、有ると考えるか、無いと考えるか。
確かに不確定なモノの為に、用意するのは難しい。
だからと言って、自分で埋めてしまうのは、場所を奪ってしまうコトになる。
自分が咲いて、相手は咲くかどうか分からなくて。咲かなければ、それでも良い。
間が空いてしまっても、それは構わない。
間が恐くて、ビビって間を埋めてしまうが、間というのは、あってもいい。
何も無い状態を、恐れるべきではない。それは無いのでは無く、自由なスペース。そして呼吸や、思考の時間。
何でもかんでも埋めれば安心ではなく、間は間として、誰でも使える空間として残しておく。
間が空きすぎても、間が抜けすぎても、それは自分の責任ではない。抱え込む必要はない。
自分が咲いて、誰かが咲くか分からない状況。クッキリと間が出来て、それでも良し。
あわてずに、相手の呼吸に合わせる。自分の呼吸ではなく、相手の呼吸を意識する。
いろんなヒトが、それぞれの花を咲かせる。場所を奪い合っても仕方がない。咲くべき所に、咲けばいい。
咲き方は、呼吸。その空間の中で、それぞれのヒトの呼吸と間。それを意識して、自分も咲いてみる。他の咲き方を、楽しみながら。