いんちき
手を染めるしかない。
財源捻出の為、致し方ない。
そこまでヒドイ状態なら、インチキもやむをえない。
安易な増税をしようとしている。それは現状の経済状況を考えるほどに、愚かしいコト。
とはいえ現実問題、復興にかかる費用、国の借金、年金に莫大な財源は必要になる。
誰も彼もそこから目を背け、政府に押しつけるだけで、逃げてしまっている。
その結果、最終的に追従的な官僚が、対策を取るようになる。
それで安易な増税を、してしまう。官僚に一番不得意なコトを、させている。
官僚は今まで通りの、既定路線。それをこなすのが得意。可能性を求めて探すのは、一番不得意なコト。
この財政難は、官僚に任せるべきではない。シッカリと考えないとイケない。
そこでやるべきコトは、お金の流れを強引に向けさせるコト。
それはインチキであるが、現実問題仕方がない。
ターゲットとするのは、いわゆる企業の必要経費。とくにその中の交際費。
現在の企業は、業績が不振なので、さほど交際費にかけられない。
なので、まずは景気回復が優先だろうが、それは別問題なので、他の機会に。
大きな流れとして、お金が集まるように用意しておく。
いざ、景気が良くなった時に、流れ出すように用意していく。
経費というのは、とても大きな流れ。テレビ局の人間やタレントが、一般より多くの収入を得られるのも経費のおかげ。
広告宣伝費が、経費として落ちるので、企業はテレビにCMを出し、タレントもその恩恵を受ける。
決して、テレビ局やタレントの能力ではない。お金の流れがあって、甘い蜜を吸っているだけ。
もしも、広告宣伝費が経費として落とせなくなったら、その時は本当の姿になる。
おそらく見窄らしく、衰退してしまう。タレントも、高収入ではなくなる。
それだけ経費というお金の流れは大きい。
コレを財政難にぶつけていく。社会貢献という名目で、経費で落とせるようにする。
年金などは破綻を認め、任意加入に戻す。その後の不足分を、企業の経費でまかなう。
コレは現実問題。企業が社会貢献として、年金を支える行為を、経費で落とせるように仕向ける。
もちろんインチキ。でも、現実問題なので、道理に合わないコトも、やらなくてはイケない。
出来れば交際費を圧縮するだけにしたいが、必要なら広告宣伝費も認める量を減らす。
そして年金に向けるお金の、経費として認める量を、増やしていく。そのインチキな工作を進めていく。
最初は違和感があるが、流れが出来てしまえば、そういうモノだと認識されるようになる。
コレで一番ヒドイ状況を乗り切る。安易な税金よりはマシ。官僚に押しつけるよりはマシ。
だらしのない運用をしてきてしまった、従来のツケ。尻ぬぐいをしないとイケない世代の、苦肉の策。
インチキは現実の対策。財政難から逃げない。お金の流れを、無理矢理仕向ける。最後の手段。