えすかれーしょん

じみち

じみち

経済を向上させたい。

そのテーマにどう答えを出すか。

経済環境は、劇的に変化する。であるとしても、仕事は地道にしていくモノ。

地道な仕事をたもったまま、劇的な経済環境に対応するには、何が必要だろう。

一番の打撃は、中国や東南アジアに生産拠点が移ったコト。

人件費が安い所に生産拠点は移り、日本での必要な労働者の量が減ってしまった。

さらには価格も、安い人件費の国に合わせるように低くなり、利幅も少なくなってしまった。

製造業を大黒柱として、成立してきた日本の経済。その大黒柱が揺らいでいる現状、どうすればイイのか。

他国の企業の成功例を引き合いに出すのもイイが、この現状ではそのやり方は通用しない。

過去の成功例も、現状の成功例も、この厳しい状況ではうまくいかない。

新たなやり方、そしてもう一段深い考察が、必要なのだと感じる。

経済はモノが、お金を介して流れて行くモノ。

そこでは、入りと出がある。入ってこなくても滞るし、出で詰まっていても流れは滞る。

物は溢れている。生産拠点が移り、価格が下がったコトも、それに拍車をかける。

に対して、リサイクルというのは進んでいるようで、見えてこない。

見えたとしても、完全なリサイクルではない。完全なリサイクルであれば、廃棄ではなく生まれ変わりになれる。

もし完全リサイクルになれば、流れも良くなる。それも重要なやり方の一つ。

でもそれだけでは足りない。高度な製造業は残るが、後は全滅すると考えてイイ。

外に向いていた産業を、国内の充実に切り換えた方がイイ。

資源が少ないという不利な立場から、製造業を立ち上げるしかなかった。

でも、経済を考えれば、国内を充実させるだけでも、回っていける。

資源はないかもしれないが、物は溢れている。無いとは言えない。どう有効活用するかにかかっている。

国内の製造業以外の物の魅力を上げていく事。製造業で培った考えや、工夫は他でも活きる。

日本人の品質に関しての目は厳しいが、そこを乗り越えれば、良い物が出来る。

国内で回す分には、外国の経済状況は関係ない。

どの産業かではなく、全ての産業を、商品の魅力を上げるコトで、盛り上げていく。

それならば、地道な作業と、工夫やアイディアで可能になる。

あとはその動きを邪魔する規制や、既存勢力の圧力を取り除くだけ。

それが出来れば、外国に対しても、通用する商品がその中から出てくる。それも狙い。

国内はそれで良いが、経済というのはなぜかどの国も苦しい。良い時もあるが、長くは続かない。

なぜそうなってしまうのだろう。

全ての国が好景気をずっと続けるというのは、不可能なのだろうか。

全ての国が、不景気という状況はあり得る。ならば、好景気を続けるというのも、可能。

経済はお金を追うが、実際には物の動き。お金は交換で渡すだけ。

確かにお金を見れば、経済も分かる。でも本当に見るならば物の動き。

お金は付属する要素でしかない。物の流れが悪い地域を見る。そこをどげんかせんといかん。

物の流れが良くなっても、働き手がその中に組み込まれないとイケない。

働き手が組み込まれていない所もみる。そこもどげんかする。

治療は、物と働き手。物の流れと、その拠点に働き手がいるかの確認。そして付属物であるお金が適正か。

全ての国でその確認を行う。滞りがあれば改善する。

状況が違うので、同じやり方は通用しないように思う。それぞれの国で、的確なやり方を探すしかない。

税金をかけるなり、優遇するなり、規制するなり、やり方は沢山考えられる。

全ての国を好景気にするとなると、それを確認しながら、調整するしかない。

大規模なので、うまくは行かない。でも、それが滞りの原因。不景気の原因。

出来る限り多くの人が、経済の中に入り、支えるのが好ましい。

うまく行っている所から税金を取って、バラ巻くのではホンモノではない。

好景気に向かう為の方法は、今まで見ていた方向にはない。今まで見ていなかった方向にある。

滞りが経済の本当の病巣。物の魅力、働き手、お金、満たない所をどげんかする。

そう考えると満たない所、足りない所はあまりにも多い。やるべきコトは、沢山ある。

地道は動かせない。やるべきは、滞りと、不的確な経済のカタチの解消。まだ経済は原始的。

-えすかれーしょん