あたっく
ターゲットを決める。
都道府県の一つが、それ。
その一つのターゲットに、一年間アタックしていく。
首都や政令指定都市を含まない、都道府県が対象。
その県をターゲットとして、意識的にアタックを仕掛けていく。
全国を上げて、その県のモノを買い、その県に遊びに行く。
半強制的に、その県の経済をもり立てていく。
県によっては、あまり買うモノが無いかもしれない。であれば、作ればいい。
他の都道府県のヒトにとって、あまり魅力的に映るモノが無いかもしれない。
ならば魅力的になるように、工夫をすればいい。
一年間は、そうしてその県をもり立て、魅力を増していく。
これはターゲットとなった県だけが、恩恵を受けられるというモノとは違う。
魅力を増す為の工夫や、その活気は、他の地域にも沢山の果実を、与えてくれる。
とくに生産の拠点が、中国や東南アジアに移ってしまった現状では、このアタックによって産業を掘り起こしたい。
従来にはなかった流れを、意識的に作るコトによって、新たな産業が生まれるコトを期待する。
同時にこれは国内での話なので、生産の拠点が海外に移ったというコトは、まるで関係ない。
日本国内だけで、盛り上げていくだけのコト。世界の情勢も、考えなくてイイ。
グローバルな経済などといって、浮き足立っているが、日本国内で盛り上がるという方向も、忘れるべきではない。
ただ、自然なカタチでというのは、少々難しい。そこで不自然でもイイので、全国から一つの県にアタックを仕掛ける。
これには、その県ならではのモノも必要になる。より個性的でなければ、他の地域の人は喜んでくれない。
同時にクオリティも求められる。半強制的に盛り立てると言っても、クオリティが低ければ、成立しない。
他の地域から力や技術を借りてでも、クオリティを上げていく。より良いモノを開発していく。
その活動は、経済にとってとてもプラス。
経済は足元から進めたって、構わない。
黒船来港以来、ずっと外ばかり気にしている。それではもう、成り立たなくなっている。
あえて内側から。しかもターゲットを決め、アタックを仕掛けていく。
ターゲットにされた県は、努力工夫をして、盛り立てる。他の地域からも協力して、より魅力的な商品を作りあげる。
とても見逃されてきた方向性。経済はグローバルだが、基本は国内経済。これはその一つの答え。
アタックは、集中砲火。それは何をすべきか、明確に示してくれる。これからの経済の方向性の答えは、国内にある。