えすかれーしょん

きてぃちゃん

きてぃちゃん

くっついてくる。

商品以外の要素が、くっついてくる。

キティちゃんなどのキャラクターが、商品に付加され魅力を増している。コレはどうしてだろう。

商品がある。そして名前がついている。さらにはパッケージされ、ロゴというマークもつく。

そして、キャラクターがのっかってくる。

もちろん無くてもイイ。商品と名前以外は、無くても構わない。

とすると、キャラクターはどんな働きをしているのだろう。

キティちゃんだけでなく、ポケモンや、ドラクエ、ワンピース、なんでもいい。ともかくキャラクターの意味を掘り下げてみる。

商品についてくるロゴ。ロゴはその商品であるコトを証明する働きをしている。

いわゆる紋であり、お墨付き。さらには商品のデザインになっているモノまである。

ではキャラクターはどうだろう。

子供の頃は、キャラクターがついている商品というだけで、より魅力的に見えた。

好きなキャラクターがついているモノと、ついていないモノでは、まるで商品の価値が違ってしまった。

どうやらキャラクターがつくコトで、子供であっても惹き付ける作用をしている。

つまり商品としての、敷居を下げる効果がある。ただのモノから、子供にも意識が開いている商品に切り替わる。

商品を買う時の半分は、イメージで選ぶ。でもイメージを構築するには、ある程度の経験が必要。

子供はまだ経験が少ないので、イメージで買うことは出来ない。

そこで子供でも理解出来るキャラクターを、そこにつける。

そうするコトで、そのキャラクターがナビゲーターとなり、商品に誘ってくれる。

子供にとって、商品の方が付加されたモノなのかもしれない。

子供はそれで仕方がないが、大人はどうだろう。

大人は商品の中身で、購入しているのだろうか。

リピーターという言葉をよく聞くが、コレに関しては商品の中身で、再び購入していると考えてイイ。

しかしながらそれ以外のモノとなると、中身で選んでいるかは、とても怪しい。

子供と同じように、商品以外のモノがナビゲーターとして、それを頼りにいろんな判断をしている。

それが、ロゴであったり、パッケージであったり。そのお墨付きや、イメージで購入するかを判断しているように思う。

それで、購入してからガッカリというコトも、少なからず起こってしまう。

大人といえど、商品だけを見て、購入している訳ではないと言える。

とすると、商品の側は、消費者を裏切ってはいけない。

消費者にガッカリをさせては、作った者は反省しないとイケない。

消費者が買ってくれるというのは、当たり前のコトではなく、とてもありがたいコト。

売ってしまえば、それで終わるというモノではない。それを使ってくれている段階まで、責任を持たないとイケない。

商品と、それにつく付加的なモノ。

キティちゃんは、ナビゲーター。そのあと、さらに満足をさせないといけない。作り手の責任は重い。

-えすかれーしょん