はつがん
絶対危険とは言えない。
絶対安全とも言えない。
発ガン要因と、改めた方が良いと思う。放射能では、健康への影響が分かりづら過ぎる。
直ちに健康に影響はない。その言葉が問題になった。
でも、そういう言い方しか、出来ないのではないかとも考える。
実際、危険性は増すコトは間違いないが、絶対病気になる類のモノでもないのだと思う。
たとえば、太陽光に含まれる紫外線。これはとても有害で、皮膚ガンなどを誘発するコトが知られている。
ただし、同じ量の紫外線を浴びたとしても、皮膚ガンになる場合もあるし、ならない場合もある。
これには、個人差が関係する。ガン細胞が出来ても、そのヒトの治癒能力が高ければ、発症まではいかない。
運もあるし、個人差もある。あまりにも不確定要素が多すぎて、ハッキリと言える類のモノではないコトが分かる。
紫外線以外も、様々なモノが発がん性物質として、いろんな所で指摘されている。
ただし、このすべてをまるで体に取り込まなかったとしても、ガンになる場合はある。
ガンは遺伝子異常なので、生きているかぎり、発症する可能性は否定できない。
これと今回の放射能も、とても似ている。
もともと絶対安全とも、絶対危険とも言えるハズのないモノ。
紫外線の例で言うなら、皮膚ガンになる危険性が増すと分かっていても、日焼けして褐色の肌を好むヒトは多い。
皮膚ガンになるヒトもいるだろうが、ならないヒトもいる。
放射能も同じで、あまりにも不確定要素が多く、分からないというのが実状。
とするならば、やはり放射線や放射能も、発がん性要因として考えた方が的確だと思う。
発がん性要因で、ガンが発症するかは、明確ではない。
ただ、あまり体に入れない方がイイというのは、当然のコトになる。リスクは回避した方がイイ。
では、どれだけ体に取り込むと危険なのか。実はこれもあまりにサンプルが少ない。
結局はチェルノブイリの周辺の住民の健康被害だけで、見るしか手はない。データは少なすぎる。
こればかりは、人体実験するワケにもいかないので、サンプルが揃っていない。
今回これだけ放射性物質を、原発はバラ巻いてしまった。我々が、サンプルになるしかない。
我々の健康被害の状況をデータとして、次に活かされるしかない。
バラ巻かれたのは、発がん性要因。さて、ガンになるヒトが、出ないコトを心から望む。それしかできない。
発ガン要因は、放射能。発症するかは、明確ではない。出来る限り、体の中に入れないコトが賢明。ただ、そういうワケに、いきそうもない。