こうど
残念ながら、近づいてはいない。
難しくなるほど、遠ざかってしまう。
高度になるというのもいろいろとあり、難しくするだけでも、高度になりうる。
物事を難解に表現するほど、理解出来るヒトの数は、おのずと少なくなる。
ヒトから距離を離すコトでも、高度というのは成立する。
ただし、向かうべき答えに近づいてはいない。
ヒトをはね除けるコトで、格好だけそれらしく見せる。それだけのコト。
答えに近づかせたいのなら、極力簡単な言葉で、簡潔に整理する。
簡単にするほど、どの程度か容易に察しがつくので、格好はつかない。
まるでかまわない。格好をつけるコトが目的ではない。あくまで答えに近づくコトが、目的。
答えに遠ければ、遠いように認識されるだけ。嫌かもしれないが、それは真実。
ならば、真実を答えに近づければいい。
その方向で、高度を目指せばいい。
答えに辿り着いた時、はじめてカタチになる。それ以前は、どちらに転がるかの確証はない。
途中の段階では、カタチを持たない。持ってはいけない。
カタチを持たない不安定なまま、答えに向かって挑戦し続ける。
高度は、差。一般との差と言えるが、それが答えに向かうか、難解になるか。目指すべき方向は、誤りたくない。