あらしのなかで
平穏では、変わらない。
何も気づくコトはない。
嵐の中で、いろいろと気づくコトが出来る。
ヒトは平穏では、怠惰になってしまう。何も変える必要が無く、成長もない。
ずっとそのまま。幼いままの自分。
ヒトが考えるのは、不便を感じた時。
不便を感じて、現実は変わらなくて、それで脳が働き出す。
脳の出番が来て、何をするべきなのか、どうあるべきかを描いていく。
最初はヒトの所為にする。悪者さがしという、気休めをする。
実際に悪者が存在する場合もあるので、それも全否定はしない。
でも、一番認めたくない可能性を、いつでも残している。
全ての要因が、その一点向かっていても、絶対に認めたくないコト。
それが、自分に原因があるという、可能性。
その壁は、大きくそそり立っているのかもしれない。
それに気づいてその壁を乗り越えるコトは、とても大きな一歩だと思う。
嵐の苦しみの中で、全ての可能性を、洗い出していく。
日常の枠には、答えはない。もしもあれば、誰かが見つけているハズ。
脳が今までにない世界の答えを、探す為にフル回転する。
嵐の中で、非日常に入る。脳の出番。あらゆる可能性から、気づいていく。