しっぱい
実際にやるコト。
実際にやってみて確認するコト。
自分が何を出来るかは、実際にやってみないと分からない。
やってみるコトを前提としないと、結局何も出来ない。
身につけたのなら、それで何が出来るのか、実際にやってみて確認しないといけない。
やってみると意外に出来ない。身につけて出来るようになったと思ったら、実は何も出来ていない。
学んだモノは何に使えるのだろう。身につけたモノを使って、自分が何を出来るようになったのか、それはいつも考えておきたいコト。
おそらく、学んだ段階では、あまりにも経験が少なすぎて、何に使えるのかはまるで分からない。
何に使えるのかが分かるのは、その世界を知り尽くしてから。
いや、知り尽くしただけでは足りない。知り尽くして、いろんなコトに試してみないと分からない。
何に役立つのか、使えるのかなんて、手当たり次第に試さないと分かりようがない。
手当たり次第は、失敗を積み重ねる行為。失敗の積み重ねは、答えを見つける為の絶対条件。
もしも失敗が少ないまま、成功したとする。カタチとしては成功している。でもそれは危うい。
失敗していないモノは、失敗してしまう。全てが順調にいっていれば、問題はない。
それが一つのボタンの掛け違いで、ギクシャクしだして、体制を元に戻せなくなる。
成功は、可能性の中の一つ。ほとんどが失敗と考えてイイ。
成功の一つを身につけたとしても、失敗を積み重ねていなければ、一つのつまずきで大コケする。
どうも使わないまま、身につけ、失敗しないまま、出来るようになってしまっている。
これでは、知をお飾りにしているコレクター。ただ並べて、置いてあるだけ。
役に立たないモノを集めて、そのまま放置。
ヒトは使えないモノを並べ立てて、何をやっているんだろう。どこに行く気だろう。
結局使えない知を、現代人は溢れるほど持っている。使える知と、使えない知をもう一度考え直したい。