ばらまくさき
どうしよう。
それをどうしよう。
バラ巻く先にあるモノを、どうしよう。公共事業が無くなったら・・・・。
建設業はどうすればいい。ぬるま湯の中で、弱体化したとはいえ、放っておくワケにもいかない。
それが出来なければ、やはりバラマキになる。また公共事業をしなくては、立ちゆかなくなる。
これは何十年とほったらかされた、重要な問題。
バラ巻く先の、建設業をどうすればイイのか。
箱ものは立派。ただ、中身がともなっていない。それがとても多い。
造るだけ造って、そこから収益が上げられていない。おそらく、収益を上げる中身が足りていない。
箱は立派だが、その中身がともなっていない。建設業でも、中身までトータルで造る必要がある。
公共事業は、みんなの為のモノ。みんなが便利に、そして総合的に物事を想定して、配置しなければならない。
より魅力的に、使い勝手よく、住みやすくする。その必要なモノを、そろえていく作業が、公共事業。
ならば、最初から収益、便利、快適、これをテーマにして、公共事業をしても良い。
そして収益を上げ、そのお金でまた、建物を建てればいい。
収益は経済性、それを考えるコトは、活性化や雇用にも繋がっていく。
収益までパックにして、結果を求めればいい。結果を出した企業だけ、次の仕事も受けられるようにしていく。
そうすれば、建物を造って終わりと言うコトはなくなる。意味のない建物を建てて、あとは知らないというコトは、出来なくなる。
ヒトが使いやすく、そして経済活動がしやすい空間を造り出す。それが、建設業の務め。
より地域や経済が活発化するように、魅力的な商品が沢山生み出されるように、空間を作っていく。
その為には、収益をどれだけ上げられたかの結果を、求めるのは何より大事。
そこを少し無視しすぎたのかもしれない。もしそのノウハウが蓄積されれば、公共に頼らず民間だけで、成立する。
民間相手だけで、建設という産業が成立する。それは本来あるべき姿。
バラ巻きすぎて、本来の姿も見えなくなっていたように思う。
弱体化しすぎて、本来あるべき姿から、逸脱してしまったように思う。
また元に戻す為には、整備した空間が生み出す、収益。そこまで責任として、背負わせる必要がある。
もともと、公共の仕事など、アテにしてはイケないモノ。民間だけで、成立させないといけない産業。
収益さえ上げられれば、民間相手でも、自前でも、産業として成り立つ。従来は、バラ巻いて終わり。また欲しくなれば、またバラ巻く。だらしなくなる一方。日本のお荷物になる一方。厳しくしないと、企業は弱体する。収益の責任を負わせて、強くする。そうすれば、建設業は再生する。産業として、成立できる。