ちゅうごく2
昨日は中途半端になって、申し訳ない。
中国などの新興国の台頭に、日本はどうすればイイのだろうか?
という昨日のブログ。間違ってはいないが、いまいちシックリ来なかったので、改めてもう一度。
さて、新興国に製造拠点が移ってしまった今、どうすればいいのだろう。それを考えてみる。
まず基本的に、世界を相手にする必要はない。
世界とは、規模が大きくなっただけ。日本国内を、もっと大きくしたのと変わらない。なので、実は国内だけでも上手くやれる。
あまりに世界に意識が、囚われすぎていた。
日本がすべきコトは、良いモノを造るコト。そしてあらゆるモノを、魅力的に見せるコト。この二つ。
良いモノを造る方は出来ている。そのままで良い。あらゆるモノを魅力的に見せるコトは、かなり足りない。
魅力的に見せる演出は、まるで足りていない。演出が欲しい。もっと、いろんなモノに、演出が必要。
しかもそれは海外向けではなく、国内のヒトに向けてのモノ。
おそらく、アメリカを追いすぎていたと思う。そして外国を見すぎていたと思う。国内で充分。
なんてコトの無いモノも、演出により魅力的に見せる。それを日本国内のいろんなモノに、施してみる。
あまりうまくいっていない産業。イメージの悪い、産業。廃れてしまった地域。いろいろある。
それを演出のチカラで、魅力的に見せていく。見逃していた要素を、見捨てた要素を、逆に輝かせていく。
国内には、その宝がまだ沢山眠っている。まずは国内で、演出のチカラを磨いていく。
国内を相手にする分には、円高も円安も関係ない。
国内で、演出による効果が出たら、そのあとは海外のいろんなモノも、演出していく。
世界中のモノを、魅力的に見せて、価値を上げていく。そして豊かにしていく。
この演出するというのは、やっていそうでまるでやっていなかったコト。
アメリカや他の国を見すぎて、ないがしろにしてしまったモノ。それが演出。それをまるで、やって来なかった。
さらには製造業も、もっと身近な所を見て、新たなモノを造り出していく。
製造拠点が移ってしまった以上、同じコトをしていてもうまくいかない。今までのやり方では、うまくはいかない。
今まではマネから始まって、そのまま現在に至っているというモノ。アメリカのマネの延長線上に、今がある。それを反省して新たに造り出す。
根本から見直していく。反省して、アメリカのマネではなく、根本から造り直していく。それも遙か先ではなく、身の回りから見直していく。
そこからきっと、生活に必要な工業製品は、生まれてくる。アメリカのマネではなく、本当にゼロから、創り上げていく。
今はその時なのかもしれない。中国を見ている時代ではないように思う。アメリカにしがみつく時代でもないと思う。もっと身の回りから、根本から見直していく。そして、ないがしろにしてきた素晴らしいモノを、演出して魅力的にしていく。それならこれからも、日本は生き抜いていける。