まじわる
変化していく。
自分が変化していく。
他人と交わりながら、自分は変化していく。
基本部分は、変わっていない。 自分の信念が変わるコトも、少ない。
ヒトとの交わりによって変わるのは、幅。
いろんなヒトと交わることで、いろんな現実を共有するコトが出来る。
いろんな現実のコレクションが増える毎に、自分の幅が広がる。
それでヒトは、変わっていく。
ヒトそれぞれの違い。生き方、考え方の違い。それが交わっていくコトで、共有できる。
全てを理解するコトは出来ない。なので、全てを共有するコトも出来ない。
ごく一部でも、まるで構わない。自分の中にそのヒトのいる場所が出来れば、それでいい。
それはそのヒトの為と言うよりも、自分の幅を広げる為のモノ。
自分が変わるのは、他のヒトの為であり、自分の為でもある。コレクションを増やして、自分の幅を広げていく。
幅が広がるほどに、どんなヒトのも動じなくなる。誰が来ても動じなくなる。
行動も、よりスムーズに立ち振る舞える。相手の反応も予想がつき、沈黙していても、その意味が分かるようになる。
外側だけの理解から、より内面の複雑なモノにまで、配慮が出来るように変わっていける。
最初はとても難しい。沢山ぶつかって、沢山痛い目に遭う。痛い目にあって、学習させられる。
ヒトと交わり、いろんな境遇や考えを共有していく道は、とても険しい。それでいい。
険しく困難なほど、刻みつけられていく。自分の身に、刻みつけられて、コレクションされていく。
人間の幅の大きいヒトは、おそらく沢山の痛みを刻みつけた、ベテラン。それだけに、どんなヒトでも受け入れられる。
沢山交わり、沢山傷つき、沢山共有して、コレクションしていく。
全てのヒトの痛みを、交わるコトでその身に刻みつける。少しずつ、自分は変わっていける。ほんの僅かずつ、自分の幅は広くなっていく。煩わしいヒトとの関係。とても苦しいが、それでまた自分は大きくなっていける。