えすかれーしょん

はしら

はしら

何で支えるのか。

世の中を、何で支えるのか。

どの柱で、世の中を支えるのか。

経済の柱となる産業がある。その柱の強度と、世の中の重量が釣り合っているかが、重要と言える。

もしもその柱で支えきれなければ、世の中はひずんでいく。

政府が打ち出す経済対策で、その柱を指定してしまうと、そこにかなりの重量がのしかかる。

それだけの重量に耐えきれるだけの、強度がそこにあればいい。なかった時に、かなりの負担がかかってくる。

現政府は、福祉をその柱にしようとしている。

確かに、悪くはない発想。でも、そこに集中して支えきれるほど、その柱の強度は強いだろうか。

世の中を支えられるほど強度があるのかと、とても心配になる。

不安なのは、お客が固定されてしまっている点。お金を出してくれるお客さんが、高齢者に限定されている点。

高齢者がいくらお金を持っているからと言って、底なしというワケにはいかない。そこには限度がある。

更には、あまりお金を持っていない高齢者も多い。その産業を柱としてしまうコトに、少し疑問を感じる。

高齢者の持つお金を期待して、それを柱と据えてしまうコトに、空恐ろしささえ感じてしまう。

オレオレ詐欺と同じとは言わないまでも、お年寄りのお金を期待してしまう姿勢は、あまり健全とは言えない。

同じ期待するにしても、高齢者でお金を持っているヒトに、出資してもらう方が、健全と言える。

若い人は、行動力やアイディアがあっても、資金力に乏しい。そういう若い人に投資して、若い人を育てて欲しい。

もちろん成功すれば、出資した以上のお金が戻ってくる。お金を出しっぱなしではなく、入ってくるカタチはとても健全。

いや、出資をするカタチでなくてもイイ。ただ特定のモノに、世の中を支える柱を、固定してしまうコトに、違和感を感じる。

出来る限り沢山の柱で、世の中を支えた方が安定する。

様々な産業をもう一度洗い直して、世の中を支えるにふさわしい柱にしていった方が、得策と思う。

おそらくは、安易な考え。やはり現政権は、官僚の領域を越えていない。

見るべきモノを見ていない。本当に必要なコトに、触れようともしていない。というより、分からないのだと思う。

このまま福祉を柱にしていくコトになれば、そこに今よりも大きな負担がかかってくる。

一方的な流れでは、経済の基盤としてとても貧弱。そこに頼れば、いずれ行き詰まる。

とくにそれが未知のモノであるほど、柱は小さくとも沢山用意しておいた方がイイ。

どうなるのか分からないのに、その柱にかなりの負担を強いるのは、よほど上手くやらない限り、失敗してしまう。

その柱は、大丈夫だろうか。その柱で、大丈夫だろうか。とても心配になってしまう。世の中は、それで本当に支えられるのか、もう一度考え直した方がイイように思う。

-えすかれーしょん