ひりつ
どれだけ流すか。
お金をどこにどれだけ流すか。
お金を流す比率。
お金というのは、日銀が発行して金融機関から、実体経済に流れて行く。
でも現在は、実体経済よりも、株などの幻想経済の方に流れる。
日銀がお金を流すたったひとつの道が、金融機関。しかも潰れそうになったら、助けてももらえるのが金融機関。
金融機関というのは、かなりの特権に守られている。
であるならば、少々厳しくしても、バチは当たらない。
企業に貸し出せば、ちょくせつ実体経済に流れる。ただ、株などの幻想経済では、実体経済に流れるまで時間がかかる。
国債を買うのはどうだろう?これは利払いをアテにするやり方。安定志向だが、頭を使わない方法。馴れ合いと思われても仕方がない。
重要なのは、実体経済に流れるお金を、コントロールするコト。現在のような状況では、お金の流通量を増やすコト。
とするならば、企業に貸し出す比率と、株や金融商品などの幻想経済に使う比率を、同等にしたい。
金融機関が流すお金の半分は、企業に貸し出す、実体経済型にする。
これが守れなければ、金融機関の特権など、剥奪してしまえばいい。
守られている金融機関なので、厳しくても構わない。それだけの仕事をしてもらわなければ、割に合わない。
企業に貸し出さなければイケナイとなると、取りっぱぐれる危険性も増す。
そのリスクを担保で補おうとするのは、アタマが悪い。企業はお金を得る存在。
企業がそれにふさわしい仕事をしているか、シッカリと審査、サポートもしてもり立てる。
金融機関には、そのプロであって欲しい。従来はあまりにも楽をしすぎで、アタマの悪いやり方ばかりと言える。
損はしたくない。その中でどうすれば企業は利益を得られるか、それを苦しみながら考えていく。
企業とともに歩いていく、金融機関。それこそ、あるべきカタチ。金融機関は楽をしてはイケナイ。楽をさせてはイケない。
現在は、株などの幻想経済を土台にしている。それだけに、とても揺らぎやすい。どこかの波をかぶって、途端に不況に陥る。
これでは、意味がない。強い経済は、幻想経済に頼るコトではない。実体経済を強くするコト。
企業がどうすれば利益が出るか、それを追求していくコト。実体経済に流すようになれば、お金の流通量も直接増える。
金融機関はもっと、リスクを背負わなければイケナイ。その危機感から、もっと頭を使うようにならなければイケナイ。
その為に、比率。実体経済に流すようにうながす。出来なければ、金融機関の特権を奪う。
そうすれば、経済はより強くなる。強くならざるをえない。潰れる金融機関は、アタマの悪い金融機関。楽をして来すぎた金融機関。金融機関は、実体経済にお金を流す役割を持つ。その役割をシッカリと果たしてもらわないと困る。もっとリスクの中で、頭を使ってもらわないと困る。