つもり
忘れている。
まるで忘れている。
シッカリ覚えているつもりでも、まるで忘れている。
自分の意識の中では、忘れるはずはないと思っている。でも事実、シッカリ忘れている。
忘れたコトに気づいたら、何を忘れたかを、書き留めてみる。書き留めるのが面倒なら、意識下に置いて、認識するだけでイイ。
見事なほどの忘れっぷりに、驚愕する。あまりに自分の感覚と違うので、かなりのショックを受ける。
仕方がない、それが自分。忘れたモノを知るほどに、自分を確認させられる。
でも、忘れたモノというのは、それなりに納得出来たりもする。自分の中で、本当に必要だと思うモノは、そうそう忘れない。
忘れるモノは、それなりに優先順位が、低い所にあったりする。
忘れるモノは、そうなるべくして、忘れている。
自分がどんなモノを、どれだけ忘れるのか。それを収集してみる。
自分を知った上で、対策を練る。
記憶法だけではなく、忘れる方からもアプローチをして、自分なりの方法を見つけてみる。
覚える時から、忘れるモノが分かるようになる。ウンザリするが、それを受け入れて対応する。
ヒトは忘れる動物なので、忘れるコト自体は当然の振る舞い。気にしなくても構わない。
どこの誰でも、沢山忘れている。そこで、忘れるコトを放っておくのか、対応するかで違ってくる。
意識と脳は違うと分かる。忘れるのは脳で、意識では覚えていると思っても、シッカリ忘れる。
忘れる脳に合わせて、対応していく。意識下に忘れる脳を置いて、いろいろやってみる。脳との対話で、また一つ自分を知っていける。