とぎれる
揺らぐ。
それでは揺らいでしまう。
途切れてしまえば、揺らいでしまう。
土台から積み上げられて、安定する。途中で途切れれば、不安定。揺らいでいく。
成立してしまうので、困る。途中で途切れても、平気で成り立ってしまう。
ヒトの社会では、多いコト。それはまるで浮き草。よく見ると、根が地面に届いていない。
とんでもない所に流されたとしても、それでは誰も気づかない。
まるで最初と違う、悪い方向にいっても、誰もがそれでイイと思っている。それはよくあるコト。
最初の人間が気をつけなくては、その不幸はくり返される。地面と途切れないよう、最初の人間が、心がける。
たとえば平和。それが実現する世界が来たとして、地面に根をはらなければ、いずれ崩壊する。
地面は、とても幼稚な段階。奪い合う。そして殺し合う。自分のコトしか考えない。
それが、ヒトのありのままの姿。始まりはそこから。
奪い合い、殺し合う。その結果、恨みは増え、死体も増える。作り話ではなく、今まで人類が、実際にしてきたコト。
自分が正義で、相手が悪。悪は滅ぼしてよく、結局正義同士が殺し合う。その結果、やっぱり死体が沢山転がる。
結局人類は、死体が転がるコトばかりしている。それは、よくしてしまう事実。
そこを避けてしまっては、浮き草になる。地面から、途切れて流されてしまう。
シッカリと、死体が転がる所から、押さえたい。そうでないと、平和は続かない。
あらゆるコトは、幼稚で原始的な所から、話を進める。最初のヒトが、それを怠れば、うまくいっても長続きしない。
所詮、たいしたコトがないのがヒト。気取らずに、マヌケな所から、進めた方が頑丈に仕上がる。それでいい。それでないと、しくじる。