ぜんよう
使わざるを得ない。
余るほどにあれば、使わざるを得ない。
お金の絶対量が少なければ、払う給料が少なくなるか、払えなくなり、失業者を出す。
市場に任せられたお金の絶対量は、金融機関により投資型の経済をつくっている。
投資型なので、実体経済と別の所で、勝手に増えたり減ったりをくり返す結果になる。
それに合わせて、経済は好不況を繰り返し、バブルをつくったり、失業者を増やしたりしている。
お金を沢山持てば、使わざるを得ない。といっても、お金を得るポジションにいなければ、お金は入ってこない。
お客さんがお金を使ってくれるポジションに、誰もがいなければイケない。
そして使いたいと思わせる、魅力的な商品や、サービスを用意しなければイケない。
その為には、それを提供出来る能力も必要となる。それが出来れば、お金はまわり、経済は良い方向に向かっていく。
状況は刻々変わる。お客さんの求めるモノを的確に捉え、シナリオを作り、現実化させるべく、能力を身につけ、カタチにしていく。
シナリオは、どんな商品をどれくらいの価格で、提供すればお客さんが利用してくれるかというモノ。
能力は、ナニが足りないのかの確認。見合うだけの能力が無ければ、それを身につければいい。まずは足りないモノの確認から。
あとは、実体社会にお金を流して、流通量を増やせばいい。
もちろん流しすぎれば、お金を貰ってもありがたみが無く、労働意欲がそがれてしまう。
労働意欲がなくなると、質が下がり、お客さんが離れてしまう。
お金の流通量を絶妙なバランスにして、良い経済は成立する。
現在は金融機関に舵を任せた、投資型の経済。投資型の不安定な土台では、好不況にいつも振り回されてしまう。
流通量をシッカリ把握し、コントロールしていく必要がある。絶妙なバランスでなければイケない。
金融機関の勝手な金融商品も、コントロールの対象で、やり過ぎにはブレーキをかけていかないとイケない。
もちろん働き手にも、求められる能力を身につけ、働くポジションに付ける仕組みを、作る必要がある。
経済の全容。おそらく、まだまるで足りない。それでも、お金という道具に振り回されるのではなく、使いこなす為に、シッカリと押さえておきたい所。不況は人為的なモノ。解決出来ないモノではない。そう思う。