まじょがり
捜す。
捜して被せる。
悪者、捜しをする。その罪をすべてかぶせていく。
そのモノが本当に悪者だとして、ナニが解決するのだろう。
いや、これは政治の話。魔女狩りをし過ぎる。悪者を捜しすぎているような気がする。
悪者をつくって、言い訳をする。言い訳という逃げをしたいが為に、悪者を捜す。
与党であれば、言い訳をするべきではない。悪者を捜すべきではない。
悪者を捜した所で、それは過去の存在。与党がすべきコトは、未来をつくるコト。
小沢一郎という政治家がいる。彼がワイロ性のあるお金を、もし貰っていたとして、彼を排除すれば、すべてが解決するのだろうか。
ワイロ性のあるお金を貰っていそうな、自民党の族議員や、自民党を離党して新党をつくった党首。
確かに彼らは、とてもきな臭い。もし本当に、ワイロを受け取っていたとして、彼らを殺せばすべて解決するのだろうか。
彼らがいなくなれば、望むような、キレイな政治のシステムになるのだろうか。
おそらく、彼らが死んでも、また次が出てくる。業界や地方に、まだそのしきたりが残っている。
そのままでは、いずれ復活してしまう。国民は、それを望んでいるだろうか。
求めるのは、”まとも”なカタチ。ならば求めるのは、変わってくれるコト。
そして、二度と不正が働けないような、抜け道のない誤魔化しようのないルールを作るコト。
小沢一郎にしろ、自民の族議員、新党の党首も、変わってくれればいい。今までは、みんななんとなく知っている。
ワイロ性のあるお金が、渡っているだろうコトは知っている。許せないヒトもいるだろうが、私は大目に見たい。
それよりも政権が変わったという事実。であるならば、従来の自民政権政治とは、変わって欲しい。
現在合法でも、おかしなモノはある。もっと明確に、そしてシンプルに、絶対に不正が起きないシステムを構築すべき。
とてつもなく厳しく、そしてナニもやましくないヒトには、とてもやさしい法律を作っていくべき。
それが政権を持っているモノの努め。
思ったほど、悪人ではないかもしれない。少なくとも、それをしょっ引いて、はりつけにした所で、ナニもしてくれない。
その悪者は、ナニもしてくれない。求める不正のない未来は、悪者を排除しても来てはくれない。
与党自らでつくるしかない。悪者捜しをしたとして、未来づくりはそれとは別。自分たちで、つくるしかない。
魔女狩りは甘えの行為。それにすべてかぶせる行為。国民はそんなコトよりも、本当の解決を求めているハズ。本当の未来を、求めている。ならば、悪者捜しは後回しにするべき。