あえて
負けを取る。
喜んで負けを取る。
その先が良い方向に進むなら、喜んで負けの方を取る。
目先の勝ちにとても囚われるが、それをするといつの間にか、望まぬ方向に進んでしまう。
少し先を見ながら、進む方向を決めていかないと、こんなハズではなかったというような場所に、辿り着いてしまう。
その先にナニがあるのだろう。良い方向に向かうには、どうすればいいのだろう。
すると見えてくる答え。それがもし、負けを取る方が良い結果の場合、喜んで負けを取る。
相手に勝ちを譲ってみせる。それでいい。その先に良い結果がまっている。
この、自分が負けるコトを覚悟出来るか。選択肢の中に入れるコトが出来るか。これは大きい。
自分が負けるコトで、他の誰かが勝つコトになる。さらに負けを取る覚悟が出来れば、選択肢はとんでもなく広がる。
勝ち負けにこだわれば、選択肢は極端に狭まる。
もちろん、何でもかんでも負ければいいと、いうモノではない。
勝ち負けの中に没頭して、自分を高めていくコトも大切なコト。
ただ、目先の勝ち負けに囚われず、先を見て欲しい人達もいる。
この人達には、先を見てあらゆる可能性から、行動して欲しいと思う。
それは権限を持つ人間。政治家や、経営者などの権限を持つ人達。
この人達が、先を見ずに目先の勝ち負けに囚われれば、とてもチープな構造になる。
薄っぺらい、世の中になってしまう。
勝ち負けなどどうでもイイ。いや、勝ち負けにどうしてもこだわってしまうので、ひと息ついて、席を外す。
すぐ結果を、出さない。それもひとつのやり方。冷静になって、その先にあるモノに意識を向けてみる。
20年後、50年後の世界に、想いを馳せてみる。政治家などには、とくにそれを求めたい。
目先の勝ち負け、損得ばかりで、まるで幼稚園児のお砂場のケンカを、見させられている気分になる。
先を見て、負けを取る。それが出来れば、より冷静に、後悔のない道が選べるようになるハズ。そういう大物が、たくさん出てきて欲しい。