だくりゅう
今ここにいる。
どうして、ここにいられるのか。
よくよく考えると、とても不思議。
絶望を味わっていた時から、今の自分の生活など、とても信じられない。
今の生活も、けっして裕福なではないが、それでもとても贅沢に感じる。
それに、絶望を感じていた時からの道筋を辿ると、ずいぶんな障壁があったように思う。
それを、乗り越えさせてくれたのは、何人かのヒト。大切な、方々。
それなのに、それを忘れてしまっている自分に気づく。
愚かすぎる自分、そしてありがたい人達だと気づく。
振り返って、蒸し返してみる。おそらくありがたい人達にとっては、大したことではない。
それでも、絶望の中にいる自分にとっては、とてもありがたい行為だった。
ヒトに向ける大したコトのない行為は、困っているヒトにとっては、とてもありがたいもの。
行動するならば、本当に困っているヒトのために。大したコトでなくても構わない。
ナニも出来ないと思っていても、本当に困っているヒトには、とても役に立っている。
様々な濁流に呑み込まれている。ほんのわずか、手をさしのべるだけ、それだけでもずいぶん救われる、ただただ、ほんのわずかで構わない。