それだけのこと
ただ、それだけのコト。
結果を見れば、ただそれだけのコト。
結果として並べ立てれば、それはたいしたコトなくなる。
歴史などもヒトが積み上げてきた結果だが、並べてしまうので対したコトなくなる。
その一つ一つに、どれだけの苦しみや、意志や、想いがあっても、そんなコトまでは伝わらない。
命すら、たくさんの犠牲すら、ただの情報としておおざっぱに、残るだけ。
自分たちの今生きているこの苦しみも、結果としては何も残らない。
それだけのコトとして、薄っぺらになるだけ。
実際は、とても厚みがあるモノなのに。いや、厚みがあると思いたい。
日々を生きているだけかもしれないが、それでも厚みがあると信じたい。
自分の今日が、厚みがあるとすると、他のヒトも厚みがあるハズ。過去の人も、どこのヒトも、厚みがある。
世界は1秒ごとに、それぞれの無限の広がりを持っていく。
その広がりを無視して、結果だけが残り、ただそれだけのコトになる。
結果も、歴史も簡単すぎる。簡単なモノは信じない。信じちゃイケないような気がする。
カンタンでも、その中では夢中で生きている。自分もその中に。たくさんの夢中が、無限に広がっているように思う。