ごねん
寿命が短くなっている。
下手をすれば、1年ももたない。
家電の話。もちろんすべての家電が、対象というわけではない。
とても短くなっているように感じる。いや、実際5年ほどで、何らしかの決定的な異常をきたす。
むかしなら、10年20年当たり前のように、使えた。
30年40年使って、部品の劣化から火を吹く、というのがモンダイになったのも記憶に新しい。
むかしの商品は、あきらかに寿命が長かった。それ故の使いすぎによる事故といえる。
寿命が長かったので、30年40年使用してしまったと、結論づけたい。それが、今の製品の寿命の短さは、どうだろう。
やはり中国に拠点を移したコトによる、製品の質の悪化から、製品寿命は短くなったように思う。
ならば、純国産ならイイのかと言えば、そうでもない。
あまりにも下請けに安価で発注しているので、国産であっても質の劣化は甚だしい。
逆に純国産で、中途半端な価格帯のモノが、一番寿命が短いのかもしれない。
しかも、壊れるのはすべてではない。一部が壊れていく。おそらくそこが、コストをケチった所。
安上がりに仕上げた、トコロだと思う。それで、そこが壊れる。
一番重要なトコロは、壊れるコトなく使える。おそらく、そこは品質が維持されているのだと思う。
ただ、それ以外のそこそこ必要な所が、壊れていく。重要な所でなくても、壊れるのはイタイ。安全性にも、支障をきたす。
ヒドイモノは1年で壊れる。コレでは、使い勝手が悪すぎる。
おそらくしばらくして、また質を大切にする時代が来る。
今も、質をないがしろにしているワケではないが、妥協せざるを得ない部分があるのも、事実。
価格帯で勝負する商法が全盛の今、あまりにそれが広まりすぎて、質がないがしろになっている。
また、質の時代がやってくる。やはり5年や1年の寿命では、短すぎる。それで壊れては不便すぎる。
今はまだ、価格帯がモノを言う。それでもすぐ、それは廃れていくように思う。また、質の時代が来る。製品寿命の長い、良い質の時代。