まどろむ
まどろんでいる時、さまざまな考えが、あふれてくる。
シッカリと、起きえている時とは、比べものにならないくらい、思いがけない発想が出来る。
もちろん中には、あまり精度の高くない、現実とはかけ離れてしまっているモノが、出るコトもある。
それは仕方がない。そしてそれこそが、良い発想が出る、下地になっている気がする。
あまりに高い精度を求めれば、それだけで発想も限られる。
ハードルを下げ、自由な発想を許すからこそ、思いがけない考えも、出てくる気がする。
なのでまどろんでいる時に、もしくは夢の中の方が、良い考えは出てくる。
それでまた、まどろみの中に。
もちろん、そのつもりもないのに、眠ってしまうコトもある。その時は、とても焦る。
眠らないように、意識しながらまどろむ。それが一番難しいかもしれない。
目を開けていると、見えすぎていて、それ以上の広がりを許さない。
それで目を閉じずにいられない。
まどろみの中に。覚醒と、睡眠のあいだに。
とても自由な空間がある。解放されるそこで、さまざまな考えを巡らせていく。