ふさわしい
ふさわしくない場所では、違和感が出る。
せっかくのモノでも、くすみ出す。
モノは良くても、置く場所が狭い。ムダに積み上げてみたりする。
それでとても安っぽく、かすむ。
置く場所がないので、モノがその最大の魅力を発揮できない。
ヒトにも、ふさわしい場所がある。
それでも、社会の仕組みによって、従来の固定観念によって、ふさわしい場所にはいられない。
ヒトも色褪せて、かすみ出す。
物も人も、ふさわしい場所には、なかなか居られない。
たとえ広いスペースがあっても、ふさわしい場所になるとも限らない。
ふさわしい場所は、周りの協力や、支えが必要になる。
どうやら、まず自分のふさわしい場所を求めるより、他のヒトのために、ふさわしい場所を作る方が、先になりそう。
それをしなければ、やはりふさわしい場所は、提供されない。
モノに対しても、それにふさわしい場所を、用意してあげる努力をしないと、ずっとかすんだまま。
あらゆるモノが、ふさわしい場所に辿り着くには、努力と尽くすコトが必要になる。
やはり、ふさわしい場所に辿り着くのは、むずかしい。ただ、それを握っているのは、自分を含め、一人ひとりの心の持ちようだとも思う。