たぶー
どの世界にもタブーが存在する。
現在に比べれば、むかしの方が、タブーは多く、しかもとてもキツいモノとして存在していた。
タブーは見えない圧力。
決して表立つことのない、カゲでの強制。
支配社会で、日常的に行われる、カゲの強制。なので、むかしの方がとても多かった。
ただ、支配社会ではなくなった現在で、タブーがまるでなくなったワケではない。
タブーはその規模は小さいながらも、さまざまなトコロで存在している。
社会は支配的ではなくなったかもしれないが、支配的な要素は、世界の至る所にまぶされている。
タブーは真実を隠し、チカラづくでの偏った空間を実現している。
まだヒトの社会では、カゲを作り、見えないヤリは、のど元に突きつけられているのが現状。
なぜ、タブーなど作ってしまうのだろう。
自分の考えは正しく、違う考えはマチガイ。そう思ってしまいがち。その自分本位な考えが、そうさせる。
他人の考えを、受け入れるコトが苦手。いや、苦手でなくても、その他人の考えが、本当に良いモノかもわからない。
もしかして、悪い考えなら、受け入れるコトはとても恐い。
自分本位でなくても、その考えが正しいか、迷う。
どの考えが正しいかは、その時代にもよる。一概には言えない。ただ、考えをチカラで封じるのは、間違っている。
自分の中に、他人の考えを封じようとする動きがあれば、それはマチガイ。タブーを作り出しているヒトと同じ。
いろんな考えがあってオモシロイ。受け入れなくても、チカラで潰さなければイイ。
どんなに正しくても、チカラで潰してはイケない。タブーを作ってしまうだけ。もっといろんな考えを、いつもそう思うようにしてみる。