じょうほう
情報は残酷。
情報は、事実をつたえる。事実はつたえるが、それはすべてではない。
というより、うわっ面をさらうだけ。まるで自分とは、違う所にある。
ただ、それが自分と繋がりのあるモノであれば、途端に意味合いは変わってくる。
事実は、突然。
前触れなど、あるモノの方が珍しい。
突然の不幸も、情報なら他人ゴト。ただ、自分と繋がりがわかった段階で、重くのしかかってくる。
他のヒトとは、明らかに温度差を感じる。
情報はナニも伝えていない。それを突きつけられるハズ。
情報自体が事実でも、うわべだけであれば、真実であるとは言えない。
情報は、真実と比べれば、軽すぎる。軽すぎるコトは、自分の身に降りかからなければ、気づかない。
軽すぎるので、とても残酷。いや、残酷すぎるので、うわべだけなのかもしれない。
すくなくとも、情報は真実とはいえない。
情報は、真実の一部分。
ナニもわかってなどいない。情報で、わかっていると思うコトは誤解。気をつけたい所。
情報の先の真実は、とても重苦しい事実が、隠されているかもしれない。
または自分がその不幸の中にいても、情報にされてしまえば、とても軽い一部分になる可能性もある。
真実は重く深く、情報は一部分で軽い。今日もたくさんの情報が流れる。ウラ側に、重たい事実を含みながら。