ひきずる
感情は、とても引きずる。
すぐに切り替えられれば、もっと楽なハズ。
腹が立った時などは、過去のイヤな経験まで、思い出してしまう始末。
切り替えは、容易ではない。
脳はとてもルーズに出来ているように思う。
気を紛らわすために、モノを食べたり、お笑いを見て方向性を変えなければイケない。
最悪の場合、眠っての再起動が必要になる。
脳は、素晴らしいと思うが、意外に切り替えは苦手に出来ている。
そればかりか、一つ入れるとそれに関連する記憶を、勝手に呼び出すので、過去のコトも出てきたりする。
脳は呼び出すコトには長けている、でも消すコトはとても苦手にしているように思う。それで切り替えが出来ない。
消すという作業は、忘れるというコトだと思うが、実際には消えてなどいない。
おそらくいつか思い出せるように、整理して折りたたんでしまっているだけ。
このしまうという行為に、相当時間と能力を使っているんだと思う。
そのために眠る。長い時間眠って、いつか記憶が呼び出せるようなカタチに、しているのだと思う。
本当に記憶が消えてしまっては、日々経験しているコトはムダになる。
ムダにならないように、整理してしまっておく。すぐに切り替えられないのも、仕方ないと思う。
意識するコトはないが、脳は日々の経験をシッカリとしまってくれている。それで呼び出しやすく、消しにくくなっている。
切り替えは下手だが、一つの経験もムダにしないようにする為だとしたら、それも仕方がない。
あとは、自分自身で切り替えられるように。そして、イイ経験をたくさんしまえるように、努力が必要かも知れない。