えすかれーしょん

いたみ

いたみ

痛みでしか、結びつけられない。

ヒトは、痛みでしか結びつかない、いきもの。

自分の体でさえ、痛みがなければ、重たい固まり。大切にしない。

痛みがあるコトで、大切にする。存在を理解出来る。

痛みをみんな嫌がるが、痛みでしか現実感を感じられないので、仕方がない。

とても嫌なコトがなければ、あらゆるモノをナメて見るようになる。

自分のカラダですらその調子なので、他人となればなおさら。

さらには、モノに対してとなると、もっとないがしろにしてしまう。

良いコトばかりでないのは、より大切にするため。より結びつけるため。より確認するため。

気づきにくいが、このカラダを認識出来るのは、ほんの僅かな痛みがそこにあるから。

感じるというのは、痛み。それでこのカラダと結びついていられる。

もし痛みがなければ、おもしろがって壊しだす。壊しながら、その変化を見て楽しみだす。

自分のカラダでもやる。他人やモノなら、もっとやる。

もしも、ナニかを壊して喜んでいるならば、それは痛みが足りない証拠。結びついていない。

みんなとても嫌な痛みで、結びつき確認している。その痛みでしか、結びつかない。

この世の中は、痛みの世界。それで、大切にするようになる。ヒトがそうである以上、そこからは、逃れられない。

-えすかれーしょん