ばそつぎょう
うけ止めてイイコトバは、成りたいヒトが発したひと言。
むかしの自分が放つような、配慮のない幼いコトバは、受け止めて欲しくはない。
やり過ごすコトを薦める。ギザギザにとがって、傷つけるコトだけのコトバなら、やり過ごしてかまわない。
もう卒業している、なので言葉自体をやり過ごし、その奥にある相手のココロを推し量る。
相手にするのは、ココロだけでイイ。自分が通ってきた道なら、そのココロも理解し分かち合える。
受け止めてイイ、成りたいヒトのコトバと、やり過ごしてそのココロを推し量る、配慮に欠けた幼いコトバ。
卒業しながら、成長する。かといって、未熟な過去も存在していたコトを、忘れないように内奥に記したい。
バリ雑言、憎悪うず巻く言いあらそいの中でも、過去の自分と変わらないと気づけば、やり過ごせる。
続けて、ココロを見れば、そのイヤなコトバの奥に潜む、傲慢やあせりが、透けて見えてくる。
誰しも、もがき苦しみながら、卒業していく。自分がそうだったように、ひとそれぞれのスピードで、進んでいく。
気づけば卒業できる。気づかなければ、気づくまで永遠の繰り返し。