やりつくす
やるべきコトを、やり尽くしてはいない。製造業の経営者に、そう厳しく突きつけたい。
確かに事態はキビしい状況。おそらくバラバラと、大きな企業もひび割れて、崩壊しだす。
ただそれは、今の状態のままで、突き進んだ場合の未来。変われば、違う輝ける未来にもなる。
自動車は、比較的自由度の低い、特異性を示し辛い業種と言える。それでもやれるコトは、ありすぎる。
職業ごとで、必要となる自動車は違う。なのにそれほど車の形状は、用意されていない。
仕方なく、車に合わせてそれぞれに工夫をして使っているのが、従来のとても窮屈なカタチ。
イメージだけでもイイから、様々な業種で一番使い勝手の良い自動車を、デザインする。
その多種多様なデザインが産まれたら、同類項をまとめる。
出来れば3〜4種。多くても10種ほどの、多目的自動車にデザインをまとめ上げる。
法律、安全との折り合いを付けたなら、あとはカタチにするだけでイイ。
仕事に使いやすい自動車で心躍らせれば、需要は加速して消費も伸びざるを得なくなる。
自由度の少ない自動車でも、まだやり尽くしてなどいない。やりようはありすぎるほどある。
他の製造業なら、なおさらやりようだらけと突きつけたい。
まだやり尽くしてなどいない。しがみつかず、変化して、客の心躍らせる商品を作り出せば、輝ける未来が必ずそこに現れる。
やりようで、こんな世界的不況は、かならず乗り越えられる。