ポイントの巻
子供の頃絵を描くのが上手い子がいた。その子の絵は何が上手かったのか。それからも、絵を上手いヒトをたくさん見てきた。ひと言に絵が上手いと言ってもいろいろ。素晴らしい絵と言っても、いろいろ
不思議だけれども、上手いというのはいろいろ存在する。とても上手いのに、あまり魅力がない物も存在するだろう。なぜそうなるのかと言えば、ズレている。上手になるコトばかりに気を取られ、ポイントがズレる
下手と上手いの世界がある。おそらく点数に置き換えられる単純な世界だろう。この単純な世界は、カタチを追うモノ。カタチさえあっていれば、納得するだろう。ただ、重要なポイントはそこではない。カタチを追うのは、陥りやすいワナだろう。みんなこのワナにはまる
超一流の人の仕事は、ポイントが違う。え?そんな所なの?と思うポイントを重要視している。確かにそのポイントをおさえれば上手く行く。上手く行くが、そこまで行くには並大抵ではない。それが超一流の人の仕事。ただ、ポイントさえ分かってしまえば、あとは近づくだけ。何回もこなせばいい
困るのはポイントを知らない状態。知らないでどんなにやり続けても、そこには辿り着けない。コレは困る。技術は最高でも、それはカタチを作っているだけ。カタチはそれなりになっている。それなのに、全然足りない。そんな事は多いだろう。超一流というのは、ポイントが少しズレている
ズレているポイント、それを知っている。知ってしまえばなるほどと思えるが、自分でゼロから掴み取るとなるととても大変。ポイントを押さえればすべてうまく行く。キチッと決まってくる。そこまで辿りついた人は、選ばれた人かもしれない
ポイントにチカラを注ぐ。そのポイントに意識を注ぐ。そこが決まれば、他の自然に決まってくる。そんなポイントがある。それを知るか知らないかが、差になる。技術ではなく、技術を越えたポイント。カタチを追うのが技術。その技術を超えたポイント。それを持つのが超一流だろう。社会の状況は移り変わっていく。それによって、そのポイントが失われる事だけは避けたい。そう思うのだけれど、さて、どうだろう?
2009年12月の私のブログの中で一番良かったモノをわたし自身で選びました。12月の月間大賞は、せいじゃくでした!!小さな呼吸を感じて静寂。それで調整される。なるほどなるほど。やっぱり和室って良いよね、冬はちょっと寒いけどね